清和県民の森

全般                        房総丘陵
 清和県民の森は君津市、3,200ヘクタールにも及ぶ広い森林公園です。ダム湖=三島湖、豊英(とよふさ)
湖が有ります。高宕(たかご)山、鹿野山(かのうざん)、大塚山に囲まれて、延長40キロにもなる遊歩道が設け
られています。「森」内の施設としてロッジ村・キャンプ場・オートキャンプ場・フィールドアスレチック(老朽化のた
め平成16年4月から閉鎖されました)スポーツ広場(テニスコート)デイキャンプ場・サイクリングロード・木のふる
さと館(木工教室)などがあります。各所に駐車場と公衆トイレがあります。自然休養村管理センターには農産物
直売場もあります。釣り宿、商店、民家、農地、なども各所に点在しています。サルやシカ、イノシシなどの野生動
物に注意しよう。
 平成16年4月から「森」内の施設のうち、いくつかが閉鎖されました。森林館(管理事務所は木のふるさと館へ
移転)、フィールドアスレチック(家族の丘)、三島湖展望コース、宿原(しゅくばら)橋コース、鍵掛橋コース。森林
館へ通ずる道には通行止めの標識がされました。フィールドアスレチックはその後、音事協の森になりました。
 県指定天然記念物。三島の白樫。=ウラジロガシの木が木和田橋に近い民家の敷地内に「山の神」として大
事にされています。「下の台2.1−香木原(かぎはら)8.4」の標識の裏手の道をあがったところの赤い屋根、
青い庇の渡邊家の母屋と二階屋の裏手に有ります。家人にお断わりしてから見学したい。高さ16メートル。幹周
り5.8メートル。樹齢数百年。
 広い「森」のうち、事務所に近いコースを集めました。

@ 県指定の天然記念物「三島の白樫」=ウラジロガシの木

@小袋沢コース
 サイクリングロード「ほたるの里」に近いところから分岐し、東側の山を登リます。北回りと南回りがあって、稜
線で合流します。林道渕ヶ沢奥米線とも接続します。
 @−1 バス停下の台からバス停奥畑停−旧サイクリングロード
 バス停下の台→0.10←左に分岐あり→0.20←小袋沢コース分岐→0.10←
旧サイクリングロード入口への分岐右折→0.15←*国道左折→0.05←バス停奥畑→0.05←鍵掛橋
→0.05←白鳥隧道→0.05←バス停ロマンの森(共和国)
 *国道右折→0.10←バス停上の台
 ほたるの里の径→0.05←

 JR内房線木更津駅線木更津駅又は君津駅下車。中島行きバス乗車。バス停鈴木病院前乃至バス停中島
でコミュニティバス中島・豊英線に乗り換える。バス停豊英下の台で下車。
 JR内房線木更津駅下車。東口発の急行バス、亀田病院行きに乗車、バス停下の台で下車。
 バス停の南側から鎌田屋旅館と豊英ダムの道に入る。ダムの先で車は通行止め。八幡台橋は施錠され、整
備が進まないと豊英島には渡れないようだ。小さな沢の左岸より少し離れた尾根筋には登りの踏み跡があり、
これは「笠石」に近い「舳先石」に通じている。右手に車庫のような小屋があり、ここまでは車輌通行も可能ない
い道だが、その後は荒れた細い道になる。トンネルをくぐると、道に崩落がある。徒歩の通行には差し支えな
い。橋があり、二つ目の橋の袂にはベンチがある。
 左側に小袋沢コースの分岐がある。入口は一つだ。入って登るとすぐに径が二分している。沢沿いの径には
転落防止のフェンスのあった跡がある。
 直進すると小さな橋がありトンネルをくぐる。右手からほたるの里の径があり、水田がある。その先に民家があ
って、林道渕ヶ沢線=関東ふれあいの道に出る。ここで右に曲がる。先程のほたるの里の道を右から合流させ
てから、木和田橋を渡り国道に出る。
 左へ曲がってバス停奥畑、更に進んでバス停ロマンの森共和国だ。
 右へ曲がってバス停上の台だ。
 ほたるの里の径は右岸の道で川と反対側の湿地には緩い水流が作られていて、幼虫の住処になっている。途
中に一箇所、ベンチテーブルがある。「清和ほたるの里を守る会」の設置した看板がある。全長は片道5分ほど
である。

@ 小袋沢南コースの南側の徒渉を伴う径 最上部、岩の段径をこちらへ下ると
関東ふれあいの径でもある林道淵が沢線に出る。

 @−2 小袋沢南コース
 小袋沢コース分岐→0.25=0.20←分岐点→0.05←林道渕ヶ沢奥米線

 ベンチのある小さな橋のすぐ北側の東側の山に、小袋沢コースを示す標識がある。入って登るとすぐに分岐が
あり、右側の径へ入る。径は下って橋を渡る。ここから登りになる。小尾根の乗り越しで左に二回曲がって痩せ
尾根に出る。鞍部からひと登りで肩のピークに達する。右後方に別の径が合流している僅か先が北コースとの
分岐点だ。
 分岐点をそのまま尾根筋で進めば、小さな上下をして林道渕ヶ沢奥米線=関東ふれあいの道に下る。
 分岐点を左に一旦下ると尾根径を経て、北回りコースに繋がる。

 @−3 小袋沢北コース
 小袋沢コース分岐→0.20=0.15←分岐のピーク

 ベンチのある小さな橋のすぐ北側の東側の山に、小袋沢コースを示す標識がある。入って登るとすぐに分岐が
あり、左側の径に入る。この径は急な登りになる。階段も設置されているほどで、充分な注意が要る。小さな鞍
部と急な下りを繰り返したのち、緩い尾根径の先、丸い緩やかなピークのところを右へ曲がって行く。左側には
荷造り紐が絡まっている。そちらへ進むと旅名、寂光不動尊へ行く。更に右のまま進むと、僅か3、4段ほどの階
段が岩に彫られている。南コースに繋がる。

 @−4 関東ふれあいの道−旅名コース接続 
 (バス停香木原→0.30←林道東山線→0.05←林道三間線→0.10←三間隧道南側林道渕ヶ沢奥米線
→0.15←)小袋沢コース連絡→0.05←小袋沢コース南回り分岐点→0.15←北回り分岐点→0.15←
旅名・寂光コース分岐点

 関東ふれあいの道を香木原から出発し、林道香木原線、途中左手に林道三間(さんま)線の分岐を見送り。林
道渕ヶ沢奥米線へと進む。登りだった道路が平らになった所の右後方に、ハイキングコースの入口がある。ここ
から鋭角に曲がる。
 関東ふれあいの道を清和県民の森、オートキャンプ場の脇の山道から林道渕ヶ沢奥米線へと進む。この尾根
筋の道路を北へ進んで左側にハイキングコースの入口がある。
 ここから小袋沢南コースとの接続点までは一足だが、それでも小さく上下する。0.2キロメートルで渕ヶ沢奥米
線という標識がある。ここで北側へ分岐して少し下る径が、南北コースの稜線部分だ。痩せ尾根の径を繰り返し
たのち右側が開けている。岩の独立したピークがあり、これに繋がる尾根を乗り越して鋭角で左へ曲がる。北側
の斜面は抉れている。痩せ尾根の後、緩やかなピークにさしかかる。僅か3、4段ほどの階段が岩に彫られてい
る。丸いピークのところを左に曲がって行くのが小袋沢北コースだ。右手に荷造り紐が絡まっている。
 荷造り紐のほうへ進むと踏み跡がある。少し進むと踏み跡が径らしくなり痩せ尾根を繰り返して旅名コースに
取り付く。右手に進めば寂光山−寂光不動。左手は笠石−フルーツ村だ。

@ 径は下って橋を渡る。

 @−5 小袋沢南コースの更に南側に並行する径
 関東ふれあいの道旧サイクリング道接続地点付近→0.35=0.30←小袋沢南コース分岐点

 小袋沢コースの取り付く旧サイクリング道が、関東ふれあいの道−松節橋の北側と黄和田橋の中間にある。
その僅か南側に狭い舗装道路が取り付いている。左右には水田が展開している。道路の右側には二階建ての
傷んだ倉庫がある。左手の水田、畑と山際との道で左折する。右手の山の斜面の一段高いところに踏み跡がつ
いている。登ると林の中の緩い斜面に出る。斜面の左端は急斜面の肩で、林床のシダの脇から林の上部を目
指し、その後右へ回りこむ。倒木や広葉樹の枝が径を塞いでいるところだが、踏み跡が明瞭になる。径は山崎
で左へ回り込む。
 尾根筋の溝径か脇の土手径で高度を上げると、小尾根を乗り越す。右側の小ピークの脇を抜けると明瞭な踏
み跡の尾根径になる。小さくピーク、鞍部を越えると今度は小ピークを巻く径になる。黄色い300の文字の読め
る境界標のコンクリート杭のあるピークのあと、木段の階段が現われる。その後は痩せ尾根急登に階段があ
る。ロープが張られ「整備中につき立ち入り、、」と書かれた標識が、裏返しに取り付けられている。将来が楽し
みなコースのようだ。小袋沢南コースに接続する。
 左手に下ると小袋沢南コースだ。直進僅かで、もう一つの分岐点に出る。
 この分岐点を左へ一旦下ると尾根径を経て、北回りコースに繋がる。
 この分岐点を直進すると小さく上下したあと、林道渕ヶ沢奥米線へ下る。

 @−6 小袋沢南コースの南側の徒渉を伴う径
 関東ふれあいの道旧サイクリング道接続地点附近→0.15←徒渉箇所→0.30=0.25←
林道淵ヶ沢奥米線小袋沢コース連絡

 小袋沢コースの取り付く旧サイクリング道が、関東ふれあいの道―松節橋の北側と黄和田橋の中間にある。
その僅か南側に狭い舗装道路が取り付いている。左右には水田が展開している。道路の右側には二階建ての
傷んだ倉庫がある。水田や畑に挟まれたコンクリート舗装道路は緩くカーブして桧林の中に入る。コンクリート道
路は丁字路を左に分けて尽きるが、未舗装道になり下りの山道になる。尾根筋の径になる。左側に二本別の曖
昧な分岐があるが、これらを無視した踏み跡の濃い右側を下ると左右に曲がって沢の右岸に降りる。水流に沿
って若干下ったところで左岸に渡るとカーブを繰り返す急坂径に取り付く。痩せ尾根を置いて再びカーブの急坂
の上で植林の平地に出る。左へ低い尾根筋を辿ると、平地の奥の急斜面を登る。これが痩せ尾根になると、左
手にも薄い踏み跡を見せるピークに出るが、尾根筋を進む。その後は左右に小ピークを巻くが、痩せ尾根を交
えた尾根筋に忠実な径が続く。正面に尾根筋直登を避け右へ巻き径を進むと丸太の段径を登って左に尾根を
越す。岩の段径を下ると関東ふれあいの道でもある林道淵ヶ沢線に出る。北側僅かなところにある小袋沢コー
スの取り付き点に出る。

@ 八幡台橋は施錠され、整備が進まないと豊英島には渡れない。

A鍵掛橋コース(平成16年4月から「森」内のコースとしては閉鎖) 
 国道410号線、奥畑バス停の南、ロマンの森共和国の北、豊英大橋の北側の小さな吊橋で東へ進み、道路
終点にある農地の脇から尾根筋に取り付く。ロッジ村コースに接続する。
 バス停奥畑→0.05←鍵掛橋
 バス停ロマンの(森共和国)→0.05←白鳥隧道北側→0.05←鍵掛橋
 鍵掛橋→0.25←ロマンの森共和国内へのハイキングコース入口→0.05←展望台

 バス停奥畑で下車。国道を南へ進むと、左手に案内看板がある。又は、バス停ロマンの森共和国で下車。バ
ス停ロマンの森共和国から国道を北へ進むと、右手に案内看板がある。
 小型車なら通れるだろう狭い幅の吊橋−鍵掛橋がかかっている。左右の水田の先は、樹木であまり見通せな
いが川の蛇行に挟まれた半島だ。水田がなくなると左手の藪の中に数ヶ所マーキングが取り付けられている。こ
れは見送り、道路は右へカーブする。トンネルを一つくぐった先に農家と農地がある。正面の電気ネットで囲わ
れている農地のネットの角を左へ折れる。狭い道に入る。すぐ左手の尾根筋に上って右折する。左手にも尾根
筋の踏み跡は続いている。
 尾根径を進む。展望台の右手にロマンの森共和国内へのハイキングコースがある。左手の先には展望台−
東屋−がある。ここからはロッジ村コースになる。

Bロッジ村コース
 林道渕ヶ沢線にあるロッジ村の付近のコースで(常盤木のみち)(山並みのみち)(ミツバツツジのみち)
(フィトンチッドのみち)(新緑と紅葉のみち)(カワセミのみち)などと細分され、コースの各所に案内看板があ
る。固有名称が付けられているのは楽しい。
 バス停県民の森から国道410号線を南へ進んだ道路西側右手には駐車場がある。これは清和県民の森第
一駐車場だ。16時半から翌日8時半までは閉鎖される。このほか「森」内に入っても規模の差は有りながらも、
各所に無料駐車場がある。その内のいくつかにはトイレもある。
 バス停下の台→0.10←新豊英トンネル南口分岐→0.05←バス停奥畑→0.05←鍵掛橋→0.05←
白鳥隧道→0.05←バス停ロマンの森(共和国)→0.05←バス停サン・ラポール→0.10←バス停県民の森
→0.05←第一駐車場→0.05←尾崎

 B−1 常盤木のみち
 第一駐車場→0.15=0.10←尾根筋→0.05←小ピーク

 第一駐車場のある国道を南へ進み、左へ分岐する旧道へ入る。ここの左手の緩い斜面には各種の木々が植
えられている。とりわけ、ジュウガツザクラ(十月桜)と呼ばれている。冬も咲く桜が長い花期で咲いているので、
11月下旬の紅葉の時期、ヤブツバキの花とその常緑の葉で三色のコントラストを見せる。森林館(跡)からの径
を左手に見て進む。

@ 分岐点をそのまま尾根筋で進めば、林道渕ヶ沢奥米線=関東ふれあいの道に下る。

 進んですぐ左に「ロッジ村コース」の案内標識があり、これにしたがって山林内の径に入る。ロッジ村コース(常
盤木のみち)と細分されているコースだ。小さな沢を越えてから急な登りになるが、すぐ尾根筋に達する。右へ折
れれば安房高山へ行くコースだが、ここでは左へ折れる。すぐ又分岐に出る。左の尾根筋の径は(山並みのみ
ち)で右側へ下る。尾根径になって、又分岐がある。右に緩く下る分岐が(カワセミのみち)でここでは左の尾根
筋の径を進む。小ピークに出る。左はかなりの急な坂を下る。直進も下りだが、それほどきつい下りでもない。両
者とも(新緑と広葉のみち)とされている。(コヒガンザクラと他種との雑種‐秋から春にかけて開花)

 B−2 山並みのみち
 バス停県民の森→0.05←尾根筋→0.05←祠のあるピーク→0.05←フィトンチッドのみち取り付き

 バス停県民の森が林道渕ヶ沢支線の入口で、南側に管理事務所とデイキャンプ場がある。ここから入ってデイ
キャンプ場を貫く径を登る。径は尾根直登と右への水平路とに分岐する。水平路は東屋を経て、急登して左側
からの径を合わせる。ピークを右に巻いて尾根筋に出る。どちらも(山並みのみち)で右に行けば尾根伝いに進
んで(常盤木のみち)に接続するが、左へ行って林道渕ヶ沢支線のトンネルの上を通り、左に(ミツバツツジのみ
ち)を分岐させて右へ高度を上げると、地蔵像の奉られている分岐に出る。すぐ目の上には小さな祠もある。左
側が(ミツバツツジのみち)で右寄りを進む。鞍部を一つ隔てた緩やかな登り径の途中、左側からロマンの森共
和国のコテージを貫ける径が合流し、登り径の更に先、頂上付近で右側からの合流がある。(フィトンチッドの
みち)との取り付き点だ。その先の分岐には展望台−東屋−がある。

 B−3 ミツバツツジのみち
 バス停県民の森→0.05←祠のあるピーク

 バス停県民の森が林道渕ヶ沢支線の入口で、右手上に管理事務所を見ながら林道を進む。駐車場があり旧
道が左へ分岐している。これに入っていくらも進まない右手に山道の入口がある。少し登るとベンチが並んでい
る。Sカーブをして高度を上げるとピークに祠がある。(山並みのみち)との取り付き点で、右に曲がれば地蔵像
の前を通って、第一駐車場方面へ。左に曲がれば展望台方面へ行く。

 B−4 カワセミのみち
 オートキャンプ場=キャンプ場入口→0.05←キャンプ場の奥階段→0.15←小沢の分岐→0.05←尾根筋

 オートキャンプ場の向いがキャンプ場入口だ。キャンプ場の中には大きくて奇麗なトイレがある。場内を抜ける
と、その奥にカラフルな遊歩道案内図がある。その前を通り、下って行くと、鉄製の階段に出る。沢の右岸の径
で川原は広い。これより先に行かないでという看板がある。(常盤木のみち)に近い尾根径で小さな崩落のため
歩きにくいところがあり、これを意味しているのだ。沢筋の径は左右に渡りなおす。右岸で川筋のカーブしている
ところに標識があり、対岸に小さな沢がある。その脇には階段状の径が作られている。若干風化で傷んでいる
が、その小沢の左岸の径で登って行く。折り返して沢筋とは離れる。ジグザグを繰り返す。崩落のところも難なく
登って小尾根筋に並行していくと、(常盤木のみち)の尾根筋に出る。ここにも立ち入らないでとの看板がある。
(少々の崩落なので、じきに手入れされ通行止めは解除されるであろう。しかし、谷の断面がU字型で、降雨時
に逃げ場の無い沢筋を歩くので、十分注意したい)

B ロッジ村コース入口

 B−5 新緑と紅葉のみち
 オートキャンプ場=キャンプ場入口→0.20=0.15←二つ目の小ピーク→0.05=0.10←東屋
→0.05←バス停県民の森

 林道渕ヶ沢支線をキャンプ場入口から西へ進むと、右手に広い湯ノ沢橋駐車場がある。そこには、大きくて奇
麗な公衆トイレがある。道路の左右に山道の入口がある。左側の径に入ると緩やかに登って尾根筋に取り付
く。(山並みのみち)が接続する二つ目の小ピークでは右側に下りの段々が作られている。完全に手入れされ、
階段の上り下りのようだ。又そこまでしなければ危険なほど急な斜面だ。目の前に舗装道路が見えるようにな
るが、その直前で右へ曲がり、東屋の裏手に出て、林道渕ヶ沢支線に降りる。
 バス停県民の森が林道渕ヶ沢支線の入口で、右手上に管理事務所を見ながら林道を進む。駐車場があり、ト
ンネルがある。これをくぐると右手に東屋がある。その裏手にこの径のもう一方の入口がある。

 B−6 フィトンチッドのみち
 ロッジ村入口→0.20←展望台→0.10=0.15←キャンプ場入口=オートキャンプ場

 ロッジ村入口には小さな駐車場があり、その向い北寄りに登り口がある。少し登るとロッジ村の奥の外れをこ
の径が通っているのがわかる。順調に高度を上げると左手に東屋がある。展望台と案内されている箇所だ。右
手の分岐は鍵掛橋へ行くコースで、左手へ進む。僅か進んだ先の分岐では直進の径は(山並みのみち)で、左
に曲がる。緩く下って、道路と東屋が見える。道路に出れば、その反対側に(新緑と紅葉のみち)の入口があ
る。道路に並行して左へ進むと、更に左に折れて小さいピークを登る径と、右側道路沿いのまま進む径とがあ
る。どちらもその先で合流して、湯ノ沢橋駐車場の奥に出る。駐車場の入口近くには大きな公衆トイレがあり、
道路の橋を渡るとキャンプ場の入口とオートキャンプ場がある。オートキャンプ場の入口にも小さいながらもトイ
レがある。

C三間モミジコース及び山の神コース 
(旧名 遊歩道Aコース)及び(旧名 遊歩道Bコース)
 関東ふれあいの道にもなっている林道香木原線のほぼ中央に、南へ伸びる林道三間(さんま)線がある。その
終点近くに二つの登り口がある。二つのコースとも尾根を走る林道渕ヶ沢奥米線に取り付く。
 交通機関の便は至って不便だ。林道香木原線の三間線の取り付きより東の東山線の取り付きに駐車スペー
スがある。三間線は最近の手入れで奇麗だが、それより更に新しい崩落があって、車の通行はできないが、コ
ースの取り付き付近、林道の終点部分にはそれぞれ駐車可能なスペースはある。清和県民の森ロッジ村付近
に接続する林道渕ヶ沢線または関東ふれあいの道山道部分で林道渕ヶ沢奥米線に出る。県民の森内から林道
渕ヶ沢奥米線に登り、三間モミジコース、山の神コースどちらかからで、往復するのもいい。
 林道香木原線林道三間線分岐→0.20←三間モミジコース、山の神コースとも→0.20=0.15←
林道渕ヶ沢奥米線
 林道渕ヶ沢奥米線関東ふれあいの道分岐点→0.05←三間モミジコース入口→0.05←
山の神コース入口=林道の三又→0.25=0.30←オートキャンプ場

C 三間線の終点には多数の川トンネルがある。これはそのひとつ。右が旧河床

 西側の林道渕ヶ沢奥米線から林道香木原線に入ってトンネルをひとつ潜った先に、南側へ林道三間線が取り
付いている。 東側鴨川有料道路から林道香木原線に入って右北側に林道東山線を見る。その後トンネルを三
つ潜った後、左手に林道三間線が取り付いている。
 長さ100メーター前後のトンネルを三つ潜って、右岸の道路から右側の川筋を見ると、正面の小尾根の根元
に穴が穿たれている。その小尾根の山崎には、ペンキの塗られた鉄製階段が取り付けられている。その南側
にこの階段の登り口に至る土手があり、大きく蛇行する川筋が目の前で川トンネルの中へ入っていく。
 三間モミジコースはこの階段を登る。杉の植林の平地が広がっている。この中を直進して、緩やかな尾根に取
り付いて、左折する。小ピークに着くと周囲の展望がいい。尾根筋は若干左に折れて小さく上下を繰り返しなが
ら高度を上げる。最高地点のピークからは西側に小さな谷を挟んで、関東ふれあいの道が林道から登山道に
替わる地点に設けられた休憩所が手にとるように見える。ここから径は左にそれて尾根筋を下る。尾根筋を左
に巻くと林道に出る。
 林道に出て右北側には小さなトンネルがあって、そのすぐ先には関東ふれあいの道の休憩所に出る。
 林道に出て左南側へ進むと山の神コースの取り付き点を左手に見る。
 山の神コースは三間モミジコースの登り口、鉄製階段を見送って、切り通しを通り抜けると、右側に川トンネル
の出口があり、川が蛇行して遠ざかっているのが見える。川トンネルの尾根筋がこのコースの登り口だ。始め
はジグザグで急斜面の高度を稼ぐが、緩いのぼりになって一旦左にそれて再び尾根筋登りになる。どちらが高
いとも言いがたい同じくらいの高さのピークを二つ越えると左に折れて急階段の下りになる。小さな鳥居を潜って
林道に出る。
 林道に出て右側へ進むと三間モミジコースの取り付き点を右手に見る。
 林道に出て左側へ進むとすぐに林道渕ヶ沢線の三又に出る。右折すると、細かく左右に曲がる道路を下って
津々越(つづこえ)橋を渡って清和県民の森オートキャンプ場前にある林道の分岐点に出る。
 三間モミジコース、山の神コースの取り付いた先には、まだ林道三間線は奥に続いている。終点で川筋に降り
ると、飛び石で川面に下りられる。
 両コースの取り付き付近の地形は、川が西へ蛇行したところはそのままで、東へ蛇行したところは埋め立てら
れて、川筋が林道になっている。東に向いた山崎には川のトンネルが掘られている。この川のトンネルが複数、連続して見られる。

◎ 尾根筋崩落の危険箇所はすみやかに対応される。

D東屋のコース
 県民の森管理事務所の南側に展開しているデイキャンプ場の中を通り、南へ進むと東屋がある。更に南へ進
んで森林館跡への分岐点付近で、又道路へ下るコースだ。「森」では、コース名を付けていないようだ。
 県民の森管理事務所→0.10←第一駐車場

 道路から入って管理事務所への径を僅かに進むと、その前庭と、右手にデイキャンプ場が広がる。この右手寄
りのデイキャンプ場を抜けて登っていく径を進む。左手にロッジ村コースへの枝道を分けて直進すると東屋に出
る。東屋の西側は、デイキャンプ場の南端になり、道路を挟んだ向いの山、川又大塚山が高い。東屋の東側に
は別の径がとりついている。急な登りでロッジ村コースに繋がる径だ。
 南側へほとんど水平な径で進む。右西から食い込む沢筋のために左右に曲がる径には、転落防止の柵がなさ
れている。丸太階段の径を下り、左に通行止めにされた森林館跡への径を見送ると、道路に下りる。この道路
も森林館跡へ行く道路で通行止めにされている。右手が国道で、そのまま南へ進む歩道がついている。通行車
輌に注意して歩道のない西側の側道を進むと、フェンスの途切れているところがある。駐車場への近道で、ここ
から駐車場の北外れに入る。道路に面した「森」の第一駐車場の入口には、飲み物の自動販売機とこの駐車場
が16時半から翌8時まで閉鎖されるとの看板とがある。

E紅葉まつりのコース
バス停県民の森・第一駐車場→0.05←右岸

 バス停県民の森から国道の西側を南へ進むと右手に広場があり、その南側に「森」の作業員用の休憩舎が
ある。細い径でその脇に出る。
 第一駐車場から国道の西側を北へ進む。「橋」を渡ると左手に「森」の休憩舎があり、細い径でその脇に出る。
 国道の西側は歩道がないので通行には気をつけること。休憩舎の脇を通ると左側は急斜面なのでトラロープ
が張られている。右側は平坦地でベンチテーブルが数台散在している。樹木には標本名が取り付けられてい
る。水平に進んだのち、左へカーブして緩く下っていく。左手にベンチテーブルの並ぶ平坦地を抜け、炭焼き窯
の跡から右岸の急傾斜を下る。鉱泉の取泉施設の向かいの位置に降りる。秋の紅葉まつりの季節なら、もっ
とゆっくり歩きたい。
 この右岸の径は川又大塚山登路の徒渉箇所に繋がるが、ここでは案内しない。

Fオートキャンプ場から尾根筋へ−関東ふれあいの道 23 滝のあるみちの一部
 バス停県民の森→0.10←オートキャンプ場・駐車場裏→0.05←関東ふれあいの道分岐点
→0.40=0.35←尾根筋の休憩所=林道渕ヶ沢奥米線→0.10←小袋沢コース接続点
 関東ふれあいの道分岐点→0.10←ロッジ村入り口→0.20←右に分岐あり→0.15←*国道左折
→0.05←バス停奥畑
 *国道右折→0.10←バス停下の台

 バス停県民の森は林道渕ヶ沢支線の入口で、右手上に管理事務所を見ながら林道を進む。駐車場がありトン
ネルがある。最初に右、その先で左に東屋を見て更に進む。湯ノ沢駐車場の先、林道の分岐点に出る。オート
キャンプ場の脇だ。分岐を左手北側に進むとすぐ右手に登り口がある。関東ふれあいの道の標識もある。
 やや右へ曲がって進むと尾根筋に出る。尾根筋直登の急な一直線だ。ピークから見下ろすといましがたの登
りの径が真下の足元に見える。この後、急な上り下りを繰り返す。ピーク毎に展望がいい。下り径の急勾配がや
や緩やかになると、プラスチックの段型や手摺柵が設置されている。ベンチテーブルの置かれた広場の先は林
道渕ヶ沢奥米線だ。
 右南に曲がれば、トンネルをくぐって、三間モミジコース、山の神コースの登り口を左に見る。
 左北に曲がれば、左の尾根に丸太の手摺の石階段を見た後、小袋沢コースの取り付き点を左に眺めて右へ
ゆっくり下っていく。
 関東ふれあいの道はバス停香木原から林道香木原線を経て前述のコースを辿って、オートキャンプ場付近に
下る。「登り口」としたところだ。このあと「県民の森」内を北へ進む。右手に「和の森−なごみのもり」という広場
があり、その一角に豊英大滝を右岸から俯瞰する展望台がある。斜面に水平なテラスが造られているものだ。
橋を渡って右側の岩に造られたコンクリートの幅広い階段を上り下りすると、左岸の川面から下流側に降りられ
る。夏は子供達の遊び場になる。滝は落ちる滝ではなく滑滝で、古い地図には大戸場滝と書かれている。これ
がコースの副名称だ。舗装道路を進む。ロッジ村入口、小袋沢コース分岐、ほたるの里、黄和田橋を渡る。
 国道がすぐ左手に見える丁字路を左折する。国道を左折すればバス停奥畑へ。国道を右折すれば新豊英トン
ネルを抜けてバス停上の台へ。
 国道がすぐ左手に見える丁字路を右折して、旧道を進むのが関東ふれあいの道の設定だ。国道へ西側から
取り付いた左側がバス停上の台だ。

I 山腹の喫茶店の先の温室のところを左折すると展望台に至る。

G旧日本興亜千葉・房総の森林 ●243
 日本興和とは契約が切れてコースの整備はなされなくなりました。以下は読み物と化しました。
 関東ふれあいの道分岐→0.20=0.15←山頂

 県民の森の中、湯ノ沢橋駐車場から東へ進む。駐車場の入口近くには大きな公衆トイレがあり、道路の橋を
渡るとキャンプ場の入口とオートキャンプ場がある。オートキャンプ場の入口にも小さいながらもトイレがある。そ
の先が林道渕ヶ沢線の三又で左側には関東ふれあいの道の分岐が見える。右折して津々越橋の南詰めに蹴
上げの高い段径の入口がある。(日本興亜千葉・房総の森林(もり)という看板が建っていて、日本興亜おもいや
り倶楽部2009年6月と設置趣旨が書かれている。
看板は撤去され段径の入口にはロープが張り渡されている)
 緩い斜面、桧の苗木林のあと、右寄りから左寄りに尾根筋を辿るとピークを右に巻き、最高点のあと緩い斜面
の平地に至る。ルート以外は急斜面なので径をそれないようにすれば問題ない。入口の看板の他、僅かにトラ
ロープが張られているが施設類は何もない。最頂部は●243だ。

H自然観察路
 清和県民の森は管理下の遊歩道を一部見直してネーミングを改め、再構成しています。セラピーコースもそう
です。自然観察路では月一回ほどの予定でインストラクターによる観察会が催されます。参加には廉価な保険
料がいります。
 バス停県民の森→0.05←祠のあるピーク→0.05←展望台→0.10=0.15←
キャンプ場入口=オートキャンプ゚場(の西側)→0.10←バス停県民の森

 バス停から林道に入ると、右上に管理事務所を見る位置左手に駐車場があり、自然観察路情報掲示板があ
る。「ミツバツツジのみち」のように左側の旧道を進み、山道を登る。祠のあるピーク、地蔵像の前から「山並み
のみち」のように展望台を目指すと東屋がある。僅か径を戻って「フィトンチッドのみち」を下る。湯ノ沢駐車場の
西端の更に西側、林道沿いの東屋附近に降りる。林道を西へ進んでトンネルを抜ければ一周だ。
 自然観察をしながらの通行ではおよそ2〜3倍の時間がかかる。観察路情報掲示板までの一周を1時間
15分ないし20分程度が「森」のガイドマップの表示だ。

◎ 清和県民の森 事務所 木のふるさと館

Iロマンの森共和国
 国道410号線を挟んで40万平方メートルに展開する民営のアウトドア・グリーンリゾートです。オートキャン
プ、キャンピングロッジ、コテージなどがあります。ホテルと日帰り入浴のできる露天風呂もあります。同名のバ
ス停があます。場所は清和県民の森の中にあるとも言い換えられそうな場所です。
 二本のコースが「アドベンチャーコース」として設定されています。いずれも尾根筋で、清和県民の森のハイキ
ングコースに接続しています。
 コミュニティバス中島・豊英(とよふさ)線バス停ロマンの森共和国、木更津駅東口発の急行バス亀田病院行き
バス停ロマンの森下車。バス停は同じ位置です。
 国道の西側には階段があり、これを登ると、施設に通じる道路の三又に出る。右上側は食堂や日帰り温泉の
あるホテル部分への道路だ。左上は躑躅(つつじ)橋で国道を渡り、ロマンの森共和国の入口へ至ります。

 I−1 コテージ通過の径
 バス停ロマンの森(共和国)→0.15←清和県民の森の尾根筋コース

 バス停から国道の西側の階段を上がり、道路に出て左へ折れる。躑躅橋で国道を渡って坂道を進む。ゲート
に入り、共和国の通関門の手前で右側に取り付いている急な傾斜の道路を登る。左手下に園内の建物の裏手
を見下ろす。三又を右に曲がって左にカーブを曲がると一直線の道路の左右にコテージが並ぶ。一番奥の一軒
手前に標識があって、左へ曲がる。アンテナのところで左折して尾根筋の径になる。緩い傾斜で高度を上げるい
い径だ。ピークを直登し、僅か下って県民の森の尾根筋のコースに取り付く。
 右に曲がれば木のふるさと館方面へ行く。左へ進めば右にキャンプ場の分岐、更に展望台とロッジ村の分岐
がある。鍵掛橋コースは「森」の管理からはずれたが、しばらくはいい状態が続くであろう。その先左手にもう一
つのロマンの森のハイキングコースの入口があり、ユニークな標識がある。

清和県民の森・ロマンの森

 I−2 ハーブガーデン通過の径
 バス停ロマンの森(共和国)→0.15←清和県民の森の尾根筋コース

 ゲートに入り、共和国の通関門を通る。ここでは入園料金が必要だ。園内各所に各種の施設があるが、池の
左側を進んで、ハーブガーデン入口の看板で坂道を登る。山腹の喫茶店の先の温室のところを左折すると展望
台に至る。展望台の裏から更に尾根筋を進む。右下から階段で登ってくる径を合流させたあと、痩せ根が続く。
左側の木々には黄色のロープが張られて注意を喚起している。径が急傾斜になると県民の森の尾根筋のコー
スに取り付く。ここにはユニークな標識がある。
 上部への最短コースだが、北よりには森神様を祀る神社などがあって、斜面を細い径が縫っている。
 右へ曲がって展望台とロッジ村への分岐、更にキャンプ場への分岐等尾根径が南に延びている。左側へも奇
麗な径が伸びているが、清和県民の森の管理外になった鍵掛橋コースだ。

      房総丘陵