全般 △333.3
房総丘陵
増間(ますま)七滝といって滝が沢山ある増間川を遡ります。大日(だいにち)如来像の安置された山頂からは
富山(とみさん)・東京湾側の展望がよく、御殿山へも径が繋がっています。
市(旧三芳村)指定天然記念物。増間日枝神社の大杉群。高さ34メートル。幹周り4.55メートル。樹齢300
年。
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大日山山頂 |
@増間ダムから
バス停滝田局前→0.10←バス停大畑→0.10←増間橋→0.10←湯之沢口→0.10←
増間コミュニティセンター→0.10←大日山遊歩道駐車場(増間ダム入口)→0.10←ダム湖の橋→0.25←
林道の丁字路分岐→0.10←坊滝上部→0.10←丁字分岐→0.10=0.05←大日山→0.10←宝篋印塔山
JR内房線館山駅下車。平群(へぐり)車庫行きバス乗車。バス停滝田局前下車。バス停大畑(おおばたけ)か
ら、県道258号富山(とみやま)丸山線を東へ進む。増間ダムの看板がある。ここには大日山遊歩道駐車場が
整備され、小さいが大変奇麗な公衆トイレがある。
ダムへの道とは並行する左西側の道を進む。七滝の案内看板がある。左手に日枝神社の表参道−石段−を
見る。裏参道にもなる道路を左に分ける。右手に増間ダムを眺められるところには一軒家がある。ダム湖にか
かる橋へ至る道路は通行止めだ。
未舗装道路に変って、左手の道路わきに駐車スペースがある。かつてハイカー用駐車場として利用されたもの
だ。増間七滝として、この増間川上流及び支流に滝がある。七滝の名前は坊滝、乙坊(おとぼう)の滝、乙女(お
とめ)の滝、狩人(かろうど)の滝、薬研(やげん)の滝、後蔵引(あとそうびき)の滝、水垢離(みずごり)の滝(前
蔵引(まえそうびき)の滝)。冷水(つべたみず)の滝を加えて乙坊の滝と差し替える案もある。
これらの内、水垢離の滝(前蔵引の滝)には段径が造られ、近くにまで降りられる。水垢離の滝の淵が、神事
に先立つ水垢離に使われていていたが、昭和44年これが消滅したために、前蔵引の滝を祓い清めてこれに代
えたという。後蔵引の滝は細い急径にロープが張られ、川原に降りて鑑賞できる。
林道の丁字路で右へ曲がる。ここまで数ヶ所、林道には部分的に幅の広い箇所があり、駐車は可能だ。道路
は左へ曲がり込んだのち、坊滝を見る。下りの径が造られ滝の真下に近づくことができる。この滝の上流でこの
川を渡る。目の前の急な山に階段が設置されている。この階段はやや急で、これまでの長い林道歩きとの比較
感覚で、その急なことに一瞬驚かされる。
すぐ登りきって水平な径に変わる。左手に分岐があって、又も急な階段が、一直線に延びている。この直線感
は寺社の参道そのものだ。手摺も付いている。登って径が右に曲がったところが、大日山山頂だ。石仏−大日
如来坐像−と大日山一灯講でご用意された周辺の案内図がある。
ベンチの前には富山が目の前に、右後に伊予ヶ岳が眺められる。頂上から更に東へ細い径を進むと小さな鞍
部を経て、山の肩に出る。ここには慰霊碑がある。昭和16年(1945年)5月、館山航空隊の練習機が墜落し、
海軍の将兵3名が殉死したものだ。旧三芳村の案内絵図が各所にあって、この慰霊碑の位置が大日山と法篋
(ほうきょう)印塔山の中間の鞍部にあるように描かれているのはご愛嬌だ。この少し先が法篋印塔山で山名に
は混在がある。ここにある石塔は隅飾りのある宝篋印塔とは形式が異なり、中が空洞の石積み高さ80センチ
の上高さ90センチの塔碑だ。右は尾根筋を下って、林道に出て畑(はた−地名)に出る。正面の径は尾根筋を
辿って鷹取山から御殿山に至る。
乙坊は弟のこと、乙女はその姉、狩人はその父に由来する悲しい昔ばなしに拠る滝の名前だそうだ。
前述の所要時間とは別に七滝入口分岐までの時間を示します。
大日山遊歩道駐車場分岐点→08←旧小駐車場→15←水垢離の滝分岐→03←
後蔵引の滝分岐→02←丁字路の分岐→05←薬研の滝→01←狩人の滝、乙女の滝、
乙坊の滝→02←坊滝分岐→02←坊滝上部→01←冷水の滝分岐
水垢離の滝と坊滝にはこれを鑑賞しやすいように滝壷まで降りられる段道と鑑賞台が造られている。その他の
滝は林道にその位置を示す看板と共に黒黄色のロープの張られた狭い径が急降下している。充分な足ごしらえ
のある足慣れた人だけの進入が好ましい。
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吊橋河鹿橋と不動堂 |
A増間廃寺側から
バス停滝田局前→0.10←バス停大畑→0.10←増間橋→0.105←湯之沢口→0.10←増間コミセン
→0.10←大日山遊歩道駐車場→0.10←大日山登山口→0.20=0.15←増間廃寺分岐→0.10←
丁字分岐→0.10=0.05←大日山
増間廃寺分岐→0.05←廃寺跡地
大日山遊歩道駐車場から更に県道を東へ進み、この県道が左へ曲がったところに案内看板がある。そのわ
ずか先、左手には細い道路が取り付いていて、これへ入る。急な道路の先、左手には駐車場がある。
農家への道になる手前の右手には左右に柵のある尾根を登る。やや急な径だ。水平な尾根径になってベンチ
のあるところが増間廃寺・閻魔寺跡への分岐だ。右手に進むと広い跡地に出る。元禄十六年(1703年)11月
23日の震災によって、廃寺になった蔵福寺の跡地だ。戦時中、食糧増産のため山中の平地を耕作したところ
布目瓦が出土したという。
左手の緩い傾斜の径を進む。斜面のトラバース径には柵もあり、整備が行き届いている。右手に分岐があっ
て、その急な階段を登ると大日山の頂上だ。分岐を直進すると坊滝を経て大日遊歩道駐車場に至る。
B沢山不動堂
大日山の西側にあって、やはり滝が見られます。
バス停滝田局前→0.10←バス停大畑→0.10←増間橋→0.10←二又街灯bU6→0.05←長沢橋
→0.10←沢山不動
長沢橋→0.15←湯之沢口→0.05←増間橋
湯ノ沢口→0.10←増間コミュニティセンター→0.10←大日山遊歩道駐車場
バス停滝田局前から県道を東へ進む。折り返しバス停大畑の先に、スクールバス大畑の標識がある。その更
に東側に、沢山不動の案内看板があり、スクールバス長沢入口の標識と増間橋があって、左へ曲がる。右岸の
道が開けると右側に立派な橋が見える。長沢橋だ。
ここは左よりに狭い舗装道が二本取り付いていて、案内看板もある。村道不動前線の舗装道が右にカーブす
ると、数台きりの駐車場と小さなトイレがある。
沢山不動堂では見事な彫刻が見られる。この脇には別の林道長沢線が接続して北へ延びている。吊橋河鹿
橋の袂に沢に下る径がありこれを下ると、滝がある。又、河鹿橋を渡る時、ないし渡ったのち、この沢筋を眺め
ると、小さな滝が幾つか見られる。右手に下ると東屋があり、東屋橋がある。この橋の袂から沢に下りると、棒
滝の前に出る。東屋橋を渡ると階段で、駐車場へ登る。
このあとに、大日山方面を予定している時は、長沢橋の分岐で東に曲がって橋を渡ると(村道)須軽田湯ノ沢
線で、一本東側から県道に出られる。そこにはスクールバス湯ノ沢口の標識がある。
右へ折れれば増間橋に戻るが、左折すれば大日山遊歩道駐車場へ至る。
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その橋の下には滝が見える |
C増間鹿島山 ●270.8
鹿島山(かしまさん)を経て三等三角点長沢△270.6を通り、北側の大沢林道へ行かれます。
バス停滝田局前→0.10←バス停大畑→0.10←増間橋→0.05←湯之沢口→0.10←
増間コミュニティセンター→0.10←大日山遊歩道駐車場→0.20←増間220柱東分岐→0.20=0.15←
鹿島山→1.00=0.50←三等三角点長沢→0.25←林道鹿島山分岐点
増間コミュニティセンター(増間農業公園)→0.10←増間220柱東分岐
大日山遊歩道駐車場からダムへの道と並行する左西側の道を進む。増間七滝の案内看板がある。左手に日
枝神社の表参道−石段−を見て、これに入る。石段と赤い鳥居の位置がずれている。境内の大杉(複数)は天
然記念物だ。立派な社殿の右側には御神的(おまと)神事について書かれた看板がある。社殿の左脇から裏の
道路に出て左折する。日枝神社に入らず道路を進んだ場合は、左へ曲がる道路で神社の裏側を通る。山の南
裾を通る道路は大きな屋宅に出て尽きる。善通寺の東側にある庫裏のほうで、その西側に堂がある。ここまで大
変いい道路だ。細い山道が緩く下っているが、あまり歩かれないのか、進むほどに荒れている。ソテツや夏みか
んの畑から振り返ると駐車場方面がよく眺められる。左へそれたのち右へカーブすると、左南側の小ピークへの
径が横断している。尾根筋越えの十字路だ。左カーブの位置に馬場跡の看板があり、右手上には越路小跡とい
う看板がある。明治16年(1883年)に開校した小学校の跡地だそうだ。この付近から径は再び奇麗なものに
なり、緩く下る。左右に分岐があるが、いずれも直進する。左に茅葺屋根の家を見るとコンクリート舗装道路にな
る。僅か下ると右手に、やや狭い道路が分岐していて、右折する。
県道の西側、湯ノ沢口から北へ進み、地形図で99の標高点の図示のある分岐を右へ進む。変則十字路で左
へ進むと東電柱増間220柱のすぐ東側に、この分岐がある。
やや急な上りのコンクリート舗装道路は民家の玄関で尽き、山道へ入る。実際は畑への道らしい。右手は山
の尾根で、左側はソテツの畑だ。これが竹薮に変わり急斜面になると径は右後へ分岐する。この径に入ると左へ
と尾根先を廻り込んで、急登にかわる。農具倉庫のところから北東へ向き直って、直線の急登の径になる。右側
の椿の並木の先はソテツ畑だ。左側が苗木の畑になり、これが尽きて正面の杉の大木のところで、径の傾斜が
緩やかになる。振り返れば、苗木畑の梢越しに南西方向に海が見える。
踏み跡は若干曖昧になるが、延長方向にある尾根筋にを進む。狭い尾根上に鹿島山三角点の標石がある。
尾根筋をそのまま進めば、古い石祠が三基祀られた拝所に出る。
杉の大木の北側に戻り、右手に三角点の小尾根筋を置き、左手にマテバシイの太い木の方へ進む。西へ向か
ってマテバシイの並木が続いている。その北側のなだらかな平地の一番高いところには、注連縄が張られてい
る。石に戻りかけた石祠の拝所だ。アリドオシが僅かに径を覆う並木径を進む。竹林に入って踏み跡が曖昧に
なるが、右へ曲がって行く。先達の取り付けられたマーキングが有り難い。北に向き直って再び明瞭な踏み跡
が現われる。緩く下ると、右手の山が抉られ、墓地がある。注連縄が張られ苗木が活けられている。左後から踏
み跡が合流している。
緩く下る右山の径は尾根筋の径に変わる。その後は、この尾根筋を忠実に辿る径になる。低い尾根筋を踏み
替えるところがあるが、ほとんどは尾根筋自身と尾根筋を左に置く右巻きの径で緩く上下を繰り返す。●253の
ピークも特徴のないまま右へ巻く。右側の谷からの崩落でこの径が近々崩れるかもと思わせる箇所の先には右
下への分岐がある。ここでも高低を変えない左の水平路を進む。赤い境界見出標があって、足元にはコンクリー
トの標杭が倒れている。右手へ下る奇麗な径があるが、ここでも左の水平の径を進む。道の周囲にはハナミョウ
ガが多くなる。この付近から小さな木杭でAと数字が書かれ、これを見つけるためのピンクのビニルテープ、ビニ
ル紐が増える。その数字は道の進行と共に増えていく。これは境界標の設置に伴って、様子が変わると思われ
る。
「コンクリート杭の分岐」から5分前後で、左側に並行する低い尾根筋に対し、径はやや右へそれ始める。この
附近でその尾根筋と並行の方へ曖昧な踏み跡を辿る。又は、径に取り付けられた黄色い小さなマーキングを見
て、左へと薄い下草を分け入る。尾根筋には三等三角点長沢△270.6がある。そのまま僅か北へ進んだピー
クのほうが、やや高い。
径が「右へそれ始めて」も左へ入る位置の見当がつかず更に進むと、径は東へ向き直る。左側の尾根が下っ
てきて、径はこの尾根を緩く乗越す。ここで左西側の尾根筋を登る。やや急な斜面で踏み跡らしきものはない
が、下草が薄いので忠実に尾根筋を辿ることが出来る。この地方には珍しい露岩を見たあと、小ピークに達す
る。左右に踏み跡があり、左南側へ僅か進むと周囲の樹木に色とりどりのマーキングがなされた三角点長沢に
出る。
三角点北側のピークから、北へ緩く下る。A50を見たところから、下りの傾斜が強まる。径が右へ曲がってか
ら、一箇所左下へ細い踏み跡で急な下りをするところがある。本来の径が倒木で塞がれたために、無理な径の
設定をしたところだ。鞍部に出ると林班境界標がある。小さく登って再び鞍部に出る。ここにも林班境界標があ
る。正面の尾根筋と左巻きにも踏み跡があるが、尾根筋右側の巻き径へ進む。左の山側から枝などが若干被
るが、通行には差し支えない。緩い登りで峠に出る。左右の尾根筋、乗り越し方向にも径のある十字路で、「国
有林林班境界」を示す白い標柱が建っている。
十字路の左の尾根筋は先ほどの鞍部で正面の尾根筋を直登した踏み跡に繋がる。正面の乗り越し方向の径
は右へ曲がりながら下って尾根の左側をトラバースするが林道の下で踏み跡が途絶える。ここでは右側の尾根
筋へ進む。登り径はすぐ右へ尾根筋を外して緩い傾斜のまま、林道に出る。先程までの尾根筋の東側で、境界
見出標が立っている。
舗装道路を左西側へ進めば左側に法面を見せる山の斜面、水源涵養林を示す千葉県知事の標柱を見る。慰
霊碑を経て林道の分岐点等へ続く。
右東側へ進むと、路面は未舗装になり「桜の分岐」を経て鷹取山等へ至る。入山口としては大日山遊歩道駐
車場の方が奇麗なトイレもあっていい。しかし西側の増間コミセン(スクールバスのバス停標識がある)増間の農
村公園・増間コミュニティーからも進める。ここは地区の施設で児童公園もある。車も停められ、公衆トイレもあ
るが使用不能の状態だ。みちも判りにくい。
コミセンの脇の道路の角には古い標柱があってその一面には村道の文字が辛うじて読める。これを北へ進
む。正面に鹿島山の威容が迫る。大沢橋を渡って直ぐ左へ丁字型に分岐するコンクリート舗装道路を進む。そ
の奥の二階建ての個人宅の敷地に入る所で右手の未舗装道、草の刈り込まれた山道へ進む。鶏小屋の脇か
ら畑の脇の山径になって右左折を繰り返してコンクリート舗装道炉に変わり、三又に出る。右よりのコンクリート
舗装道路を登ると増間220柱の先に分岐があって鹿島山を目指す。
D増間鹿島山 北側から ●270.8
増間林道から三等三角点長沢△270.6を経て鹿島山へ行かれます。やや難路です。
大日山遊歩道駐車場(増間ダム入口)→0.10←ダム湖の橋→0.25←林道の丁字路分岐→0.05←
林道終点→0.35=0.25←三等三角点長沢
大日山遊歩道駐車から大日山を目指して増間林道を進む。後蔵引の滝を見た後、林道は右へカーブして、丁
字路に突き当たる。右へ折れれば棒滝を見て大日山へ至るが、ここでは左へ折れる。すぐに三叉路に出て、こ
こでは左へ折れる。御殿山鷹取山への道、左俣コースで紹介した道だ。幅はあるが全体に草が生えて若干の崩
落もあるが、通行に支障はない。すぐに径は尽きる。右手の尾根筋に標識があり、白いマーキングもある。かな
り急な尾根筋の直登路は大沢林道へ向かい、鷹取山等へ行かれる所だ。浅い段差で左下に沢があり、これに
降りる。
沢の川原を下流へ進む。右俣からの合流から本流側へ一歩進む。本流の右岸の急斜面に幹の皮が高さ20
センチほど一周して抉られた立ち木があり、その脇に踏み跡がある。急斜面に薄い踏み跡がある。最近周辺が
刈り払われているので一部踏み固めが甘い所があるが木々の被りは無い。小ピークの山を左に置いた径に変
わってから傾斜を緩める。尾根筋の径に変わって数字のない境界見出標を見たあとから左に緩い山を置く径に
なる。これが左に曲がって、右側にピークを置く径になった所が三角点長沢△270.6の盛り上がりだ。この附
近三角点や大沢林道への入口は草も多く踏み跡も薄くて紛らわしいが、最高部を目指せばいい。
径はヌタ場になっている大きな水溜まりを複数見て南へ進む。
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妖犬八房と狸の像 |
E三等三角点 清敷
△225.9
E−1 増間橋から
海老敷金毘羅山二反森さくらおかの展望台から北側を眺めると、なだらかな山並みが展開しています。三等三
角点清敷(せいじき)の南側につながる山々です。
バス停滝田局前→0.10←バス停大畑→0.10←増間橋→0.10←二又街灯bU→0.15←峠→0.10←
三等三角点清敷
沢山不動の案内看板のある増間橋で北へ進む。街灯上滝田bUの二又で左側坂道を上る。急坂の三又では
防火水槽のある左側へ進む。これまでの幅広い舗装道路は、最奥の民家の玄関で屋宅の左側を回り込む細い
コンクリート道になる。登りきった峠の左、南東側へ登る踏み跡が続く。NHK共聴アンテナ鉄柱の付近、ケーブル
の埋設された急坂は下生えが少ない。かなりのアルバイトだが、容易に山頂に達せられる。
峠を北西へ下ると右谷の横道になり、NTTの鉄柱56番の先、右手に潅木が一本ある位置で左山側の藪を貫
通する。細い急な踏み跡があり、右山の横道に変わって前述のNHKのケーブル埋設位置の傾斜の緩い箇所に
合流して右折、山頂に達する。
広く刈り込まれた山頂の中央にテレビ共聴アンテナ鉄塔、その脇に三角点の標石がある。
E−2 犬掛お堂から
バス停犬掛お堂前→0.05←春日神社→0.10←鉄橋→0.25=0.20←尾根筋Vターン→0.10←峠
→0.10←三等三角点清敷
バス停犬掛お堂前から東へ進む。東側の山肌には貸すが神社の社殿が見えている。川坂橋の先で右折す
る。神社には参詣者用の駐車場があり、小説南総里見八犬伝によるオブジェ、妖犬八房と狸の像がある。社殿
は石段の上だ。
舗装道路が未舗装になり、右岸の径になる。山裾を進んで、左に曲がった先に手摺りの無い鉄橋がある。右
枝沢の右岸を僅か進んだ左手に尾根筋へ向かう径が分岐している。斜面を緩く登った尾根筋には蜜柑の木が
立っている。水平な尾根筋がジグザグの急登をして、幅広い尾根筋に出る。
尾根筋をそのまま東へ進むと境界杭の先に「山火事注意」看板がある。南側には下りの径もあるが、炭焼き
窯跡への径だとして入らない。西へVターンした尾根径は幅広く、ほとんど水平だ。左手の低い尾根が若干高く
なった太目の木々の裏には壊れた小石祠がある。コブを左に巻いて下る。二度目の下りで丁字路に出る。左
が峠だ。長沢側最奥の民家の屋根が見える。
E−3 余蔵山へ
三角点清敷東側の旧町境の尾根筋を辿ると余蔵山へ行かれます。
バス停滝田局前→0.10←バス停大畑→0.10←増間橋→0.10←二又街灯bU→0.15←峠→0.10←
尾根筋Vターン箇所
バス停犬掛お堂前→0.05←春日神社→0.10←鉄橋→0.25=0.20←尾根筋Vターン箇所
尾根筋Vターン箇所→0.40←マテバシイのピーク→0.20←余蔵山分岐→0.10←余蔵山
尾根筋Vターン箇所までは前項参照。登りついた尾根筋をそのまま東へ進むと境界杭の先に「山火事注意」看
板がある。この左手側の杭と看板の中間、枝の被りの薄いところへ入る。進むに連れて径らしくなる。ヌタ場の
連続する径が下り、小鞍部に出る。
山火事看板の先、奇麗な踏み跡を進むと右側へ下り始める。その左手には尾根筋を横断する踏み跡がある。
これは前述のヌタ場の一つに出る。ここでは尾根筋をそのまま進んでも、細い踏み跡は下っていき、前述の小
鞍部に出る。ただし右側に下りかけると左手に地蔵像の納められた石龕があり、更に幅のある径は下っていく。
小鞍部の先僅かに笹が被るが、直ぐに尾根筋を右に踏み替える。その後は左右に尾根筋を絡む径になる。
二回目に尾根筋を左へ巻く箇所からは右手の尾根が高くなる。遠望されたマテバシイ並木の斜面を辿ればその
ピークに行かれる。巻き径は北西側の山崎を東へ廻り込んで、再び痩せ尾根になる。次のピークも途中で尾根
筋に踏み替える踏み跡があるが、左巻き径のままでいい。
マテバシイの美林のピークでもやはり左を巻く。再び尾根筋が登りになる。左巻き径が分岐しているが、この位
置がわかりにくいのと、粘土質の狭い径なのであえて進まず、尾根筋を進む。割と広いピークは右手東に尾根
筋の藪がある。左下へ下草の少ない急な下り斜面を先行者のマーキングもあって、北へ進む。斜面が狭まると
踏み跡も明瞭になるが、尾根筋切り通しの上部に出る。切り通しの左側は今来たピークの左巻き径。右側は北
側へ向き直って右巻きでまだ下る。
鞍部から刈り払われた尾根筋径を北へ進むと舗装道路に出る。合流点の東側には余蔵山への舗装道路が西
へ上っている。 房総丘陵