高崎公園

全般 僅かな山登りで東京湾を挟んだ素晴らしい展望が得られます。   房総丘陵

@ 高崎公園駐車場 ここまでの道路が狭い 右側の土手は線路

@高崎公園 ○120 高崎山
 @−1 大橋から
 岩井駅→0.10←大橋→0.10←ガード下→0.05←高崎公園駐車場→0.05←分岐点
→0.20=0.15←急段上のピーク

 岩井駅から国道を南へ進む。市部(いちぶ)の交差点を更に直進する。意外と大きな郊外型の店舗が左右に
ある。大橋で川を渡った先で左手に分岐する道へ入る。
 大橋の南側で、そのまま国道を進むと僅か先で左手に高崎山を案内する標識がある。左折するとすぐに民宿
と公民館の並ぶ変則的な十字路に出る。ここで右折する。
 民宿と公民館が並ぶところで道は左右に振れるが、左右の取り付きに惑わされず、道なりに進むする。内房
線のガードをくぐったところで右折する。ここには標識がある。
 高崎公園駐車場と看板された無料駐車場から、道路はコンクリート舗装ながら狭いものになる。傾斜を強める
と右上だった線路は右下に変わり、距離も置く。ビワの棚畑が現われる。右下に現われた狭い段径は漁協付近
から上がって来た径だ。左後ろに神社(浜下で奉賛している天満社)への径が取り付く。径は直進しているが、左
への段径があって、標識がある。(これらの接続点は接近している)
 左へ向き直っての径を僅か登って、展望台に着く。ベンチが並び、東屋がある。海側の展望がいい。展望の図
もある。岩井海岸の浮島から東京湾対岸、久里浜、城ヶ島、伊豆半島、箱根、富士、南アルプス。石祠が三つ
並び、説明看板がある。雨宮社といい、御祭神名が書かれていた。高(雨+品+龍)神(たかおかみ)、天富命、
闇(雨+品+龍)神(くらおかみ)の三柱だ。傍らのシイの大木はご神木で、その裏手に段径が延びている。(相
当する漢字がこのソフトでは出力されないので、ご容赦願いたい。三文字縦に並べて頂きたい)
 段径でその上の段々の地形に導かれる。桜の苗木と水仙の棚だ。しかしこの径は草の斜面を登るようにな
る。ご神木の裏手で、目の前の段径ではなく、更に右手の外れへ水平に進むと、この棚の右手端を段径で上が
る丸太が並ぶ。これはピークまで伸びている。ピークにはベンチテーブルのセットが一台ある。僅かな高さの差
で梢が高く、海側への展望はない。
 径は尾根筋で緩く下り、緩く登って続いている。再びベンチのあったところには、展望がある。この尾根筋での
一番高いところと思われるところには、それを示すようなものは無いが120メートル強だ。(あわ・がいど4安房
古道を歩く安房西岸の要路・房州木ノ根峠P2の図)緩く下った先で再び少し登ると、急な下りを目の前にした小
ピークになる。

 @−2 北小浦から
 岩井駅→0.10←大橋→0.15←岩井漁協前→0.05←北小浦→0.15=0.10←急段上のピーク

 岩井駅から国道を南へ進む。市部の交差点、大型店舗の並ぶ大橋付近。バス停岩井魚協前へと進む。左手
に標識があって二本の細い径が取り付いている。国道とほとんど並行している方の径を進み、民宿の先で左に
曲がる。行きすぎると小浦漁港入口の信号のところで国道に出てしまう。
 小浦漁港入口の信号のところで左手の、民宿の看板の方が目立つ狭い道路に入る。僅か進んで、その民宿
まで進まない手前で、右へ曲がる。
 コンクリート舗装の細い道には荷運び用のモノレールがある。すぐこれを右下に見送って高度を上げ、径は左
にそれる。水平な径もすぐに急な段径に取り付く。丸太の段の幅の中央には頑丈な白いパイプの手摺がある。
尾根筋を直登する急な径だ。
 登りついたピークからはベンチテーブルのあるピークまでなだらかな尾根径だ。

B 湯浴堂 今も縁日は賑わう

 @−3 岩井漁協前から
 岩井駅→0.10←大橋→0.15←岩井漁協前→0.05←分岐点→0.20=0.15←急段上のピーク

 岩井駅から国道を南へ進む。市部の交差点、大型店舗の並ぶ大橋付近。バス停岩井魚協前。更に少し進ん
で、左手に細い道がある。東電柱高崎281柱のところだ。入ってすぐに狭い道を右へ曲がる。すぐに石段の径
になって線路の前に出る。板が転がっているだけの踏み切りだ。線路の向こう側には並行して左右に径がある
が左へ進む。線路からそれて高度を上げる。もう左側には岩井海岸と浮島などが見え始める。
 狭いコンクリート舗装道に取り付く。右へ曲がると、すぐ左手に社への分岐がある。そのまま直進して左手に丸
太の段径が分岐していて、高崎公園の標識がある。三つの分岐点は接近している。

 @−4 岩井神社、旗竿藪
 岩井駅→0.10←大橋→0.10←岩井神社≒旗竿藪

 岩井駅から大橋へ行く。川を渡った先で左手に分岐する道へ入る。民宿と公民館の並ぶ変則的な十字路に
出る。ここでは直進する。道なりに左右へクランク曲がりして踏切を渡ると左手に旗竿藪に通じる道が分岐して
いてその由緒書き看板が遠望される。その僅か先が岩井神社の入口だ。頼朝が再起を期して房総を巡ってい
たときここの竹薮の竹を旗竿に使ったという。神社には弓道場が併設され、摂社の社や祠が並んでいる。

A原田山林道−原田山さわやか街道 
 岩井駅→0.25←バス停富山中前→0.15←岩婦湖→0.10←原田山トンネル北口→0.05←
原田山トンネル南口→0.10←原田山隧道西側の丁字路→0.15←ガ−ド→0.10←大橋→0.10←岩井駅

 岩井駅から国道を南へ進む。市部の交差点で東へ進む。高速道路を潜った先に右側に岩婦温泉への案内
標識がある。車を駐車させるにはここの僅か先が駐車場で、バス停富山中前だ。
 岩婦温泉=岩婦湖の方向へ進む。道路の左上に堰があり、東寄りの温泉旅館の脇から湖岸を時計回りに半
周できる遊歩道がある。擬木の柱にステンレスチェーンの大変立派なものだ。途中、岩壁からの剥離崩落があ
り、終点までは通行できない。
 岩婦湖の西側にはもう一軒の温泉旅館があり、原田山林道の標識がある。ここから反時計回りに進められる
径はない。道路が鋭く左へカーブするところにはこの道を原田山さわやか街道と表示する絵地図がある。この付
近から原田山隧道西側の丁字路まで、沿線の全てが桜並木のように書かれている。実際は断続的だ。三ヶ所
あるトンネルには照明が無い。真中の原田山トンネルは全長が250メートル弱だが、車の通行に備えて、安全
確保のため懐中電灯・ヘッドランプの点灯が望ましい。
 原田山隧道西側の丁字路は右折する。ここからは下り道になる。左右にビワ畑が点在する。ガードの手前の
左手には高崎公園の案内標識がある。

B 標識がある。ここから左へ進んで北側から木ノ根峠に至る。

B木ノ根峠 (北側)  ○156 ●171 
 岩井駅→0.10←大橋→0.10←ガード下→0.05←高崎公園駐車場→0.20=0.15←木ノ根峠

 岩井駅から国道を南へ進む。大橋の南側、僅か先で左手に高崎公園を案内する標識がある。左折するとす
ぐに民宿と公民館の並ぶ変則的な十字路に出、右折する。内房線のガードをくぐったところで右折する。ここに
は標識がある。
 高崎公園駐車場と看板された無料駐車場の手前を左折する。または、そのまま線路沿いに進んで山裾で左
へ曲がると右手に墓地とお堂がある。湯浴(ゆあみ)堂といい小さいながら参詣者用の手洗いもある。かつて硫
黄混じりの水が出たところから、これを入浴に供したという場所だ。道路は左へ曲がって駐車場手前から来た道
路と合流して右折する。周囲は果樹園で狭いコンクリート舗装の道路には分岐があって、最初の三又分岐は右
側へ進み、道なりに山裾側左へ進む。
 最初の三叉路を左へ進むと枇杷畑を登る。北西に延びる尾根筋間近まで行かれる。尾根筋は冷水城址なの
だが、険しい岩肌が危険で入山は薦められない。湯浴堂からの道との丁字路の突当りにある尾根筋の上部が
その主郭だが、やはり険しい。
 谷の地形になって果樹園を横切る手前、左山沿いに未舗装道が分岐している。「旧木の根街道」という粋な標
識があり、これに入る。幅が3メートルほどあるべき道だが、左側からの山崩れ、中央の水径の為にシダで覆わ
れて、狭い踏み跡になっている。径の傾斜がゆるくなると、意外と広い本来の道幅がある。左側の木立が薄れる
と展望がよくなり、峠に出る。
 北側は鋸山から岩井海岸など展望がいい。古い石仏が並んでいる。一本松跡という標識があり、やや南寄り
には丹生(にゅう)への案内標識もある。1段高いところには真言種子石塔もある。茶屋跡という標識もある。
 東へ進むと巻き道でピークをかわして小さな溜池に出る。鞍部に出ると左側果樹園の斜面で素晴らしい展望
があり、ベンチもある。尾根筋で急登すると、小ピークでそこにもベンチがある。見飽きない展望が眼下に広が
る。この附近の山の手入れはここの農家のもののようで、尾根筋には踏み跡が濃く、更に東に続いている。二
箇所目のベンチで展望を楽しんで戻るのがいいようだ。溜池の付近では北側へ下る径に誘われないようにしな
いと峠には戻れない。
 種子石塔の裏側の小ピークから、南へ下る尾根筋が続いている。途中右手の街道と接近した後も更に尾根
筋の径は続く。171ピークでは東西延びる薄い踏み跡で西へ進むこと。幅広い尾根筋の西側に径がある。
 一本松跡の南側、丹生への標識に従うと、尾根筋の西側をほとんど水平な道で南へ進む。切り通しを越えた
先も左手が山肌だ。幅広い尾根筋の広場の脇を通るとき、疎林の向うの盛り上がりが171ピークだ。展望は
ない。
 明治十九年(1886年)に木ノ根隧道が開通するまでは、冨山町岩井村と富浦町八束村を結ぶ重要な街道だ
ったという。

C 石仏が並ぶ平川地蔵の覆い屋

C木ノ根峠(南側)
 富浦駅→0.05←(旧富浦町役場=)南房総市役所前→0.10←バス停葉月→0.05←バス停真瀬口
→0.30←バス停丹生→0.15←東電柱丹生290柱→0.05←枇杷畑北端≒ハラン畑→0.25=0.20←
慰霊塔→0.10←木ノ根峠

 富浦駅から線路に沿って南へ進み、踏切を渡る。右カーブ左カーブ、道路なりに進む。バス停真瀬口の十字
路の前には最近の開通の富津館山道路の高架がある。バス停真瀬口までは休日も便がある。十字路を左折
し、北へ進む。左右に民家が増えたところ、左側の道路の角にバス停丹生がある。平日だけ便がある。
そのまま道路を北へ進む。枇杷のビニルハウスが左右に現われる。
 東電柱丹生290柱の山の手前で左折する。幅広い谷の左側を進んですぐに左分岐があり、コンクリート舗装
道から未舗装道へ入る。すぐに枇杷畑に出て谷の北側で道が尽きる。畑の西側へ急な斜面を登るとハランの
畑の脇に登りつく。ここの僅かな登りがこの道では難所だ。
 左手にハランの畑を見ながら北へ進むと尾根筋の径になる。右手の斜面の林が枇杷畑に変わると、これまで
の歩きいい径は倒木などで進めなくなり、西側に溝径を避ける。ここからしばらくは、曖昧な径になるのだが、「こ
こぞ私の出番」とばかりに数種類のマークキングが場所をかえて細かく取り付けられている。足元の踏み跡とこ
のマーキングを結んで、迷いの心配なく先へ進められる。きれいな尾根径が再び倒木で塞がれて、今度は東へ
巻く。左手に倒木で通行しにくい浅い溝径を林越しに睨みながら進むと、溝径に戻れるところがある。明治三十
六年(1903年)と読める「無縁法界霊」の慰霊碑だ。再び東側の巻き径はすぐ本来の径に戻る。
 ●171ピークすぐ西側に出てからは東に尾根筋を置いた径になり、枝尾根を乗り越すところ以外は、ほとんど
水平・直線的な径のまま木ノ根峠に出る。又、●171ピークから尾根伝いでも木ノ根峠へ行かれる。ここからは
岩井海岸の眺めがよい。そのまま富山岩井方面へ下る時、東よりへ数歩下ったのち、左へ折り返すこと。直進
方向にも別ルートの踏み跡がある。気をつけたい。
 バス停丹生から林道木ノ根線のまま岩井方面へ木ノ根隧道を経由して進むことも可能だ。
 バス停丹生→0.15←東電柱丹生290柱→0.15←原田山隧道西側の丁字路→0.15←ガ−ド
→0.10←大橋→0.10←岩井駅

 バス停丹生から道路を北へ進む。観光枇杷園が右に、左にあって道路が右へカーブしたのち左へ曲がると、
道路と左岸の間に狭い畑がある。北よりの東電柱丹生286柱の東側に川へ下る道がある。藪を回り込むと
平川地蔵の厨子があって地蔵像が納められている。南よりの丹生285柱の西側には枯れ葉に隠れたコンク
リート道が北へ向いて登っている。僅かな距離で道路は行き止まりになる。モノレールが急斜面の草の中に見
える。
 丹生290柱から県道をそれて枇杷畑から急登を強いてハランの畑脇に登り着く。その僅か西側に本来の古
道がある。ハランの畑に沿って南へ進むと左下には一旦は崩れた溝径が見える。南端で斜面の上に出る。そ
の溝径は右西側に折れて急斜面をゆるく下り始めるが、すぐに藪に阻まれる。斜面を左真下に覗くと草藪の
急斜面の下にモノレールとコンクリート道路の終点が見える。これを下ればと誘われそうだが、これは薦めら
れない。
 バス停丹生倉庫前からバス停丹生までの道路東側、マテバシイの林を尾根に見上げる付近、東電柱108柱
の角から私道を東へ登ると、丹生359番地山木家の玄関に出る。母屋の玄関前に「チリツバキ」の大木と看板
がある。樹齢400〜500年、高さ6.5メートル、枝張り8メートル、樹幹目通り1.4メートル。サザンカのように
花が散るもので、一樹に赤、白、桃、縦絞りなどの五色の花が咲くという。花期は2月、3月だそうだ。
 旧富浦町営のバス路線は朝夕の通学時以外の便は電話予約制になった。バス停の標識は残っているの
で、場所の特定に利用する。

D 冷水城跡に至るモノレールの脇から畑に至り更に上へ

D冷水城跡(高崎要害山城跡) ○80 (○95、○97)
 高崎の名前はやめて冷水(ひやみず)城跡とします。主郭部の高さは地理院の地形図では80ですが、95、
97とする資料がありました。
 高崎公園駐車場→0.15←主郭部

 高崎公園駐車場から僅か南へ進んだところ、湯浴堂からの道路との丁字路に未舗装の斜路がある。林の中
の平地は畑か住宅の跡地だろうか。左手に奇岩が層を見せている。主郭から西に張り出すこの尾根は急傾斜
ながら、山慣れた方ならゆっくり慎重に足元を選んで楽に登れるが、お薦めできない。
 南側に枇杷畑へのモノレールがある。レールに沿って終点まで進む。レールは右へそれて終点になる。その
手前から谷を登る。太いモミ・カヤの木から竹薮の端を抜ける。この谷は切岸とされるもので、やや急だ。登り
着くと小さな石段もある。左へ曲がり、北西へ尾根筋を辿る。分岐左手には奇岩の下部に覆い屋が造られてい
る。三基の石祠が納められ、今も奉幣されている。分岐右側はこの奇岩の裏を登って主郭に至る。枯れ竹に覆
われた20メートル×10メートルの平坦地がある。
 切岸上部の右側は木ノ根峠に繋がる尾根だが、途中にナイフリッジがある。進むな。

E不入斗山 ●197 高崎要害山城跡
 大ソテツ見学の道、南の前方に岩肌を見せる険しい山が見えます。不入斗(いりやまず)山と高崎要害山城
跡(○191)です。その南寄りに●197ピークがあります。
 E−1 木ノ根峠から
 岩井駅→0.10←大橋→0.10←ガード下→0.05←高崎公園駐車場→0.20=0.15←木ノ根峠
→0.10←小分岐→0.30←クジラ岩→0.15=0.10←不入斗山→0.05←切り通しA

E−1 木の根隧道北側 この右手の斜面に径があり、クジラ岩に至る。

 木ノ根峠は北側、鋸山から岩井海岸など展望がいい。東へ進むと巻き道でピークをかわして小さな溜池、鞍
部に出る。左側は果樹園の斜面で素晴らしい展望があり、ベンチもある。二箇所目のベンチには冷水ピークと
標識もある。見飽きない展望が眼下に広がる。マテバシイの並木の始まりの位置にもベンチがあるので、日差
しを避けるときはここがいい。尾根筋の径の先には二又の分岐があるが、右を選ぶ。その後はやや狭い箇所
や急な箇所もあるがわけなく先へ進める。忠実に尾根筋を進む。小さく下った切り通し状の鞍部には右手が
林の谷、左手はジグザグの下り径だ。ここにはマッコウクジラのミニチュアを思わせる石がある。尾の部分は
無いが長さ2.6メートル。最大幅0.9メートル。口に該当する刻みまで見える。
 小さく一段登ると右側からの緩い斜面の中、踏み跡を辿ると正面には大きな岩の壁が見えている。右寄りに
踏み跡を辿ると狭い尾根筋に登りつく。左手北側には険しい岩稜が急斜面を見せている。実際には大人の歩
幅なら階段ほどの登り僅かで頂上の南端部の肩に達する。素晴らしい展望が得られる。北側の方がやや高
い。不入斗山の頂上は樹木が僅か展望を損なう。コンクリートの柱と一級基準点の文字の読める鋲がある。東
側にも尾根が伸びているが北側へやや急な下りをする。
 下りきった切り通しの北側には大きな岩がある。この北側が高崎要害山城跡第一郭の○191だ。この切り通
しAの北西側にも踏み跡が続いている。東側にも歩きやすい径が下っている。(特定固有名称にかえてAをつけ
る)
 原田山隧道西側の丁字路を北へ進むと木の根隧道に至る。その手前、右手に山道が分岐している。東電柱
丹生319柱を左手に見る南東側だ。下生えの草が多いが通行には差し支えない。曖昧な小分岐は左水平路
へ進む。大小のヌタ場と「罠に注意」の看板が都合3箇所ある。浅い谷の径になって鯨岩に出る。
 原田山隧道西丁字路→0.15←クジラ岩
 クジラ岩から北側へ下りのジグザク径がある。直ぐに藪と崩落で径は失せる。果樹園の上部に出るはずだが
進入はしないこと。
 切り通しAから北西へ進むと直ぐ右側に四角い井戸が有り、左下には曲輪がある。虎口があって下りになる。
アオキの被りと倒木が若干あるが、いい径が続く。竹藪に出て通行不能になる。東遠方に民家があるが、この
竹薮より先にはどの方向にも進めない。
 竹薮→0.20=0.25←切り通しA
 切り通しAから急な岩を登ると第一郭に達する。藪の下生えがあるが、北東に二郭、三郭が続いているが、程
ほどで戻ろう。
 東側の歩きやすい径はガマ石、「原田峠」への径だ。

 E−2 岩婦湖から
 岩井駅→0.25←バス停富山中前→0.15←岩婦湖→0.10←原田山トンネル北口→0.10←
ガマ石東の切り通し(原田峠)→0.25←馬頭尊ピーク北分岐→0.10←切り通しA→0.05←不入斗山

 富山町岩婦湖から南へ進むと原田山林道になる。原田山さわやか街道という看板もあって、桜の木が大き
い。岩婦隧道の先、原田山トンネルに入る直前、右側には丸いコンクリート菅が三つ水を溜めている。その斜
向い東側の林の中に入る。浅い谷の中、下生えの谷を登る。左右見て一番低い位置で下生えの踏み跡を辿
る。尾根筋の登りから右山斜面の登りに変わる。尾根筋に登りつくと三角の岩壁が左右を挟む切り通しにな
る。正面は緩い下りだ。原田峠と最近の表示がある。右側の尾根筋南東側を登ると、カエルを思わせる岩があ
る。ガマ石だ。
 尾根筋がマテバシイの並木から小ピークの多い径になる。尾根が西へ続いている箇所で白いテープに「こっ
ち」と書かれている。尾根筋から「右後ろ」へ外して狭い踏み跡へ入る。都合Zカーブして尾根筋を繋げる。左側
のピークを右に巻いて水平に進む。枝の被りが多くなると左に曲がってやや広い鞍部に出る。左右とも尾根が
登っている。左のピークには馬頭観音の丸い石塔(文政十二年1829年竹之内村)肝心の文字の読めない大
き目の石柱(明治三十三年1900年)がある。(往復して山頂のオブジェを確かめるのか)右手の尾根筋の脇を
緩く上るとやや左側にも奇麗な踏み跡が続くが右寄りに進む。ここにも岩の壁に囲まれた切り通しがある。これ
は不入斗山から延びる東側の尾根の先端を切ったものだ。緩い登り径は左に尾根を置いて北へ向かう。左に
カーブすると切り通しAに出る。右北側に大岩が迫っている。その先が要害山城跡だ。左側を登ると不入斗山
頂に至る。展望は素晴らしいが、そのわずか南側の頂上の端部の展望が素晴らしい。狭いのでメンバーの多
いときは足元に気をつけたい。
 逆コースのとき、馬頭観音ピーク北分岐は特にその位置からは馬頭尊は確認できないので、その北側の切り
通しの位置から推測したい。ガマ石までの尾根筋でマテバシイが目立ち始めたら尾根径を左に巻いて左側の
尾根筋に変わる場所があるので、単純に尾根筋だけをたどらないこと。
 原田トンネル南側出口のすぐ東側に幅広い谷があって木の柵がある。その端から谷の右岸に入ると未舗装
道路がある。北へ向き直って道が続く。左手に幅広い分岐がって、ここで左折する。小さく急登して「原田峠」に
至る。こちらの方が容易なルートだ。
 原田山トンネル南口→0.15=0.10←ガマ石東の切り通し(原田峠)
 原田山トンネルと原田山隧道は別物だ。

 ※ 切り通しAというのは場所の特定の為のもので、そのような名前はない。

E−2 岩婦湖 正面の屋根が西側の温泉旅館

F女夫石山 △207.9
 山頂近くにNTTの電波塔があり、そこまで道路がつながっています。三等三角点があります。すぐ北側に大
きな石が二つづつ2群、寄り添っています。女夫石(めおといし)というのは岩井竹内の呼び名で、神楽石が八
束居倉の呼び名だそうです。
 F−1 バス停居倉から
 道の駅おおつの里花倶楽部バス停花倶楽部→0.05←バス停大庭→0.10←バス停居倉→0.05←
水田の北側の丁字路→0.05←モノレール分岐→0.20=0.15←照尾林道丹生171柱・172柱
→0.10←女夫石山

 旧富浦町のバス路線は朝夕の通学時以外の便は電話予約制になりました。バス停の標識は残っていますの
で、場所の特定に利用します。
 道の駅おおつの里花倶楽部より県道を北へ進む。バス停大庭の先バス停大津で二又になるが、バス停居倉
で合流する。その丁字路の少し東側の墓地の角の丁字路を左折、北へ進む。水田を南においた谷の丁字路で
左岸の道路にはいる。左手西に分岐する道路は果樹園に通じる道路だ。道路を直進して東側の山肌にモノレー
ルのあるところで、道路に平行して北へ向いた斜路へ進む。
 若干刈り込みが悪いが数回折り返して東側の尾根筋でモノレールを潜る。左折して尾根筋を北へ進むと、小
屋の脇の平地に出る。右手の急斜面のため、径が崩落して狭いところを渡る。左側の山が低くなると、舗装道
路を左下に見る。そのまま進むとスロープ状に道路に降りる。(東電柱丹生171柱)そのすぐ北側から叉、山が
盛り上がる。道路が左へカーブする箇所に右側の山の中に入る踏み跡があり、これにはいる。(丹生172柱の
南)
 左手に山をおいた斜面を緩やかに登る。尾根筋で左折するところでその尾根筋に踏み替える。薄い下生え
の中に径型があるが、これとは別に踏み跡が交錯する。緩やかなピークの先、浅く広い鞍部から一登りすると
小さな頂上に達する。三角点の標石があり、南西側と北側に濃い踏み跡がある。北側へ僅か進むと女夫石と
呼ばれる大石が二つずつ2群、並んでいる。

E−2 右端が原田山トンネルの北口 左端の藪の中に踏み跡があり「ガマ岩」の原田峠へ

 F−2 バス停丹生から
 バス停丹生→0.30←左Uターン箇所→0.05←東分岐箇所(丹生171柱・172柱)→0.05←電波塔
→0.05←女夫石山

 バス停丹生から東へ道路を進むと丹生照尾林道開通記念碑がある。無名の橋で右岸左岸へと渡り直す。
NTT専用道路の看板を見たのち、右Uターンした道路は急傾斜を登り、今度は左へUターンする。右手の林の
中への踏み跡がある。これは果樹園の上部に達するものだ。
 右手の山の斜面が低くなったところには東側へ入る山道がある。道路終点には大きな電波塔が建つ。フェン
スを左へ廻り込んで北東角から山の中にはいる。小ピーク、小鞍部ののち、三角点の標石のある山頂に達す
る。北へ進むと女夫石がある。

 F−3 岩婦湖から
 岩井駅→0.25←バス停富山中前→0.15←岩婦湖→0.10←原田山トンネル北口→0.10←
原田峠ガマ石東切り通し(原田峠)
 原田山トンネル北口→0.05←原田山トンネル南口→0.15=0.10←原田峠ガマ石東切り通し(原田峠)
 原田峠ガマ石東切り通し(原田峠)→0.10←尾根筋の小鞍部→0.15←女夫石山

 富山町岩婦湖から南へ進むと原田山林道になる。原田山さわやか街道という看板もあって、桜並木の木が大
きい。岩婦隧道の先、原田山トンネルに入る直前、左東側林の中に入る。浅い谷の中、下生えの谷を登る。左
右見て一番低い位置で下生えの踏み跡を辿る。尾根筋の登りから右山斜面の登りに変わる。尾根筋に登りつく
と三角の岩壁が左右を挟む切り通しになる。正面は緩い下りだ。原田峠という小さな標識がある。右側の尾根
筋西側を登ると、カエルを思わせる岩がある。ガマ石だ。峠からは見えない。
 原田山トンネルに入り、南側へ通り抜ける。左側が幅広い谷で、柵に隙間がありこれよりこの谷の右岸側を
北へ進む。幅広い未舗装道が続いている。僅かな水流の左岸側に変わり、再び右岸側になって幅広い二又に
なる。ここで左側のやや急なほうへ進む。枯れ竹を刈ったあとも有り、狭い踏み跡を登ると三角の岩壁が左右
を挟む切り通しになる。原田峠という小さな標識がある。
 ここの切り通しの岩の南側から左手の斜面を登る。その先には岩が見えるが右に巻いて楽に高度を稼ぐ。小
さく下った鞍部には右側だけに谷がある。小ピークを登る。やや左へ巻いて下ると尾根径は水平になる。右側
は下生えの多い谷になる。尾根筋には鞍部を経て径は繋がっているが、右側の谷の右岸側の水平路を探す。
ややわかりにくいので注意が必要だ。左側にやや遠く浅い谷を置いて東へ進むと尾根筋に差し掛かる。丸い
岩が径の脇にある。右側に尾根が上っているが、これを右において東側を巻く。南へ進む巻き径から尾根筋
になって上りになる。女夫石の間を通り抜けて三角点の頂上に至る。

G 南無谷越え (北側)

G南無谷越え (北側) ○90 
 岩井駅→0.10←大橋→0.15←岩井漁港前→0.05←北小浦→0.05←バス停小浦(小浦漁港)
→0.10←国道横断(高崎隧道北側) →0.15=0.10←南無谷(なむや)峠

 南房総市旧富山町のバス停小浦は漁港の前で折り返す。僅か北側へ戻ったところで東側の一段高い道路を
南へ進むのがわかりやすい。更に東側の崖の上には国道が見える。小浦隧道の前で登りついた国道を横断
する。狭い未舗装道路を進むと丁字路で右折する。この付近まで岩井方面から国道で来た場合は隧道の手
前、「右側丁字路」の道路標識のところで左折する。
 モノレールの始点があり、傾斜している未舗装道路はモノレールと共に左へ分岐している。レールに沿って階
段を登るとすぐにコンクリート道が左折していて、これへ入る。この径もすぐ山径にかわるが、その取り付きが最
近の崩壊で通りにくくなっている。マーキングに従って乗り越す。右手に仏像の浮き彫りのある墓石の前を抜け
ると、歩きやすい落ち葉の径は尾根筋に出て左折する。草で覆われた細い径にかわり、マーキングが取り付け
られている。右手下からレールがあがってきていて、これを横断する。再び落ち葉の溝径になるが、今度はレー
ルが頭上を横断している。ここが南無谷峠で南側にはソテツ畑が有り、足元はコンクリート舗装道になってゆるく
下っている。
 小浦漁港入口の交差点国道の南側は高崎隧道の入口で、西側には漁港へ向かう旧道がある。その角にはこ
ざっぱりと手入れされた小浦地蔵尊のお堂があり、小ぶりながら立派な鳥居がある。

H南無谷越え(南側) バス停南なむや から ○90 
 富浦駅→0.10←里見公園国道側の登山口→0.15←一ツ橋大学臨海寮分岐→0.05←
バス停七面山入口→0.05←バス停南なむや→0.10←山神社→0.30=0.25←南無谷峠

 駅から国道に出て右折し、国道を北上する。バス停七面山入口の僅か先にバス停南なむやがある。南北の
バス停の中間に三又に分岐する径が東側にあり、これに入る。突き当りを右折する。一段上の小さな堂は地
蔵堂だ。川に出て右岸の道路で左折すると、小高い山に鳥居と階段が有る。これは山神社で裏手の分岐で左
へ進む。
 水田の谷を右岸から左岸に抜けると分岐があり、山裾を行く右分岐へ進む。谷の径は少しづつ山が迫る。連
続してZカーブを二回登ると、尾根道になる。この付近で二度ほど、海越しの大房岬が眺められる。コンクリー
ト舗装の細い道路が枇杷畑の尾根筋を縫う。小屋が一軒あり、各所にモノレールの終点がある。左へ下る道を
見送ると、やや傾斜を強めてソテツ畑の脇になる。ここが峠でやや広く、コンクリート道も終わる。小浦からの
モノレールが頭上を通っている。

J 左手にモノレールの設置された斜路があり、これを登る。ります。

I南無谷越え(南側)  バス停なむや から ○90
 富浦駅→0.10←里見公園国道側の登山口→0.15←一ツ橋大学臨海寮分岐→0.05←
バス停七面山入口→0.05←バス停南なむや→0.05←バス停なむや→0.05←分岐→0.40=0.35←
南無谷峠

 駅から国道に出て右折し国道を北上する。バス停南なむやから更に国道を北上するとワンマンバスの回転
場−バス停なむやと豊受神社が右手東側にある。豊受神社の西側に沿って舗装道路を北へ進む。宿泊施設
の建物の脇を抜けると谷の地形になり、狭いコンクリート舗装道路になる。カーブミラーの建つ狭い二又分岐
は左山側へ進む。一回Sカーブをして高度を上げ、尾根筋の道路になる。左右の斜面の緩いときは果樹園に
なっている。北側には国道の走る谷を隔てて、旧町境の尾根が見える。緩い上下を繰り返した道路は浅い鞍
部で舗装が尽きる。
 右へカーブして山径を登ると南無谷峠西側のピークに達する。その北側にはゴミの目立つ果樹園があり、
東へ下る。モノレールに沿って東へ進むと、ハランの畑の狭い径を抜けて南無谷峠に至る。

J黒崎山 ●94 平島山 ○100
 二つの山の位置については今一つ自信がありませんが、●94 と○100でいいと、推測します。
 富浦駅→0.10←里見公園国道側の登山口→0.15←一ツ橋大学臨海寮分岐→0.05←
バス停七面山入口→0.05←バス停南なむや→0.05←バス停なむや→0.10←バス停小浜→0.05←
斜路入口→0.20=0.15←尾根筋→0.05←黒崎山
 尾根筋→0.25←平島山

 バスは なむや 止まりが多いのでバス停小浜までの便を確認すること。ワンマンバスの回転場−バス停な
むやと豊受神社が右手東側にある。豊受神社の西側に沿って北へ進む。宿泊設備の建物の脇の三叉は左
折、国道に出る。南無谷隧道の西側のトンネルを抜けると石小浦に出る。漁港を左手に見ながら進むとK字
路に出る。左は漁港、右は国道。中間にはトンネルが見える。短いトンネルを抜けると小浜(こばま)の十字路
に出る。右手は国道に通じ、バス停小浜がある。
 バス停小浜は小浜隧道の北側で、東側には小浜神社があり、西側へ下る道がある。下ると小浜の十字路
があり、国道に並行した道路を北東へ進む。左手にモノレールの設置された斜路があり、これを登る。
 モノレールに沿った斜路は一部竹や倒木が被っていたりして、通行には工夫がいる。Zカーブしたところに倉
庫と石祠がある。枇杷畑でモノレールは分岐する。左寄りの小尾根筋に沿って高度を上げる。
 東西の旧町境の尾根には尾根筋南側に水平な径がある。西へ進むと尾根筋は小岩が連なっている。小ピー
クには陸軍の文字が読める20センチ角のコンクリート杭と12センチ角の御影石の杭がある。北側には小枝
越しに海が透かし見える。西へ進むと海の文字の読める15センチ角の杭が6メートル間隔で並ぶ。これより西
側は急な下りになる。この附近が黒崎山であろう。
 東西尾根を東へ進むと南側からの小尾根の合流点で小ピークになる。岩のピークの陰には石祠が祀られて
いる。北側の斜面が緩い傾斜の鞍部のあと、南側が笹薮のピークになる。その後北斜面はハラン畑、南斜面
はソテツ畑の藪の覆うピークには丸く風化の進んだ大き目の石祠がある。これが平島山のようだ。尾根筋の径
は断続的に続くが、この附近で戻ったほうがいい。(曖昧な尾根筋ときれいな尾根径、狭い尾根径、急な下りと
鞍部の北側は広い建物が見える。南側にやや高いピーク(南無谷越え西側のピーク)を北側に遠く巻いて下る
と径が草と地滑りで径は曖昧になる。モノレールに合流すると直ぐに小浦の交差点に出る) 

K御嶽山 ○30
 「富浦の昔ばなし」によると三神合祀の祠があるとのことでしたが、見当たりませんでした。
 バス停なむや→0.10=0.05←御嶽山

 バス停なむや の北側は豊受神社で、この西側の道路を北上する。宿泊施設の向かい側(東電柱南無谷111
柱)の三又を右折すると南無谷峠へ至るが、ここでは西側の斜面に登路を求める。細い踏み跡がある。ジグザ
グ数回で山頂に着く。御嶽山大神(明治三十年1897年)の大きな石碑がある。南側と三浦の海岸の眺めがい
い。    房総丘陵