経塚山

全般 △310.7     房総丘陵
 緩やかな長細い頂上は南側北側が切り開かれて明るくなり、展望がよくなった。
 JR内房線南三原(みなみはら)駅からバス停上三原間のバス路線はスクール混乗バスになり、便の関係で利
用の難しいものになりました。

@ 犬切バス停に近い道路にある標識

@犬切バス停から
 バス停川谷→0.30←バス停御子神→0.20←バス停犬切→0.35=0.30←経塚山→0.10←蛙石

 JR内房線館山駅下車。細田行きバス、バス停犬切(いぬぎり)下車。川谷(かわやつ)行きバスで終点下車。
バス停川谷から国道410号線を北へ、約3キロほど進む。トンネル川谷隧道の先、左西側に石の龕があり風化
した地蔵菩薩像らしき立像と、その隣に牛頭観音文字塔がある。さらに北へ進んで左西側に赤い小さな犬切橋
がある。この付近は道路のカーブが広い路肩をとっているので、車の時はこの付近への駐車が可能だ。道路の
北側の右手東側にある物置小屋の陰に、バス停犬切の標識がある。
 東側へ集落の道路に入ると、案内標識がある。民家の玄関に通じる径の分岐を見送って、右手の屋敷の敷
地と田畑のための土盛りの斜面に囲まれた分岐で右へ曲がる。ここまでの三箇所に立派な標識が設置された。
道はすぐに左にカーブして右に林、左に棚田を見る道路になる。開けたところに出て右への道は無視して、左折
する。農家の物置のを左上に見る竹藪に囲まれた道の先で、山道に変わっていく。山の神の先から完全な山道
になり、廃道状態にある別の径との十字路を横切る。まもなく、シイの大木で覆われた薄暗い緩急取り混ぜた幅
広い尾根径になる。古い標識があって、マテバシイの樹林の右手の切開きが石堂原と案内されしている。
 頂上に着くと、プラスチック板とテープで作られた標識も丸太の輪切り標識もなくなった。丸パイプに取り付けら
れた標識は方向が定まらずかえって危ない。頂上は南側北側が切開かれて展望がいい。北東側へ進むと、小
さく急な下りをした先に、異様な岩が独立している。蛙(あんご)石(あんごう岩・蟇石)と呼ばれ、蛙の姿を思わせ
る奇妙な形をしている。径は更に北へ続いている。

A石堂原から 石堂林
 バス停川谷→0.15←八幡宮石段→0.25=0.20←大谷・石堂原分岐→0.10←松ヶ石分岐→0.20←
山頂南側鞍部の交差点→0.15=0.10←経塚山

 バス停川谷の北側は三叉路で、北側直進の道路を進む。左寄りは国道で、バス停御子神(みこがみ)、犬切
橋、バス停犬切へ行く。
 道路は右側へカーブして東へ向く。三又に出るが、左右どちらでもいい。右へ進むと石川橋の先のカーブで右
側には常円寺がある。水田の真中の十字路に出る。東へ進むと、八幡宮の石段の下に出る。
 八幡宮の石段を登って、参拝後、社の上から尾根筋で進んでもいいが、藪っぽい薄い踏み跡の径になる。
 八幡宮の南側の道路を進むと左手の山の崖にフェンスが取り付いていて登り径の手摺になっている。フェンス
の内側が径なのだが、倒木の枝が邪魔すること、フェンスがなくなった上部でも曖昧な踏み跡しか付いていな
い。
 八幡宮を参拝後、鳥居の所から北側の階段を下る。石段で北側へ向いていた道路に下りてそのまま北へ進
むと、小さな十字路に出る。七の字の裏返し形、九の字の交差点だ。
 東側の道はすぐ右へ曲がって坂を登る。左へ曲がり丁字路を右へ曲がる。コンクリート舗装はなくなり、溜
池−下前堰−の右岸から堰で左岸へ渡る。緩く登る径は右後に細い径を併せる。八幡宮の尾根筋からの径
だ。左手の木々が開けると平地があって、桃の木が開花していればきれいな桃原が眺められる。径は左右にカ
ーブを繰り返して高度を上げる。
 右後ろに水平ながら細い踏み跡が分岐している。ここが大谷(おおやつ)方面との分岐点だ。「経塚山ハイキン
グコース」の標識があって、経塚山と大谷を案内している。
 尾根筋のほとんどが一本筋の径なので、迷うところはない。松ヶ石分岐でも狭い尾根筋が続く。緩く登った後、
折り返して下る。尾根筋の起伏の少ない径が続くのに、この付近だけが異なっていて急だ。石堂林(●280)の
ピークだが、径は頂部を右へ外している。
 頂上に近いところではマテバシイの大木の林が目立つ。右へ曲がりながら、これまでになかった急登の尾根筋
の径になる。急登も僅かな時間で更に右へ曲がって、水平の径になると頂上に出る。右手が明るく切開かれて
いる。
 左へ小ピークを右に巻いた北側の巻き尻が経塚山南側の鞍部の交差点で、正面には3方向に径がある。左
側か中央を進む。頂上に近いところではマテバシイの大木の林が目立つ。右へ曲がりながら、これまでになかっ
た急登の尾根筋の径になる。急登も僅かな時間で更に右へ曲がって、水平の径になると頂上に出る。南北が明
るく切開かれている。
 頂上から犬切方面へ下ると、古い標識があって、左へ石堂原を案内している。これを下ると、はじめは幅広い
曖昧な道だが、尾根筋のわりと狭い径になって、踏み跡は明瞭になる。すぐに水平路との十字路に出る。左右
の水平路は明瞭な踏み跡で続いている。ここで左南東側への水平路へ進む。石堂原、大谷からの径が、「急登
の尾根筋の径にな」って、頂上へ向かうところに合流する。そこに標識はない。

犬掛から経塚山

B大谷から
 バス停川谷→0.15←八幡宮石段→0.15←大谷橋→0.05←分岐点→0.20=0.15←
大谷・石堂原分岐→0.10←松ヶ石分岐→0.20←山頂南側鞍部の交差点→0.15=0.10←経塚山

 バス停川谷の北側は三叉路で北側直進の道路をむ。道路は右側へカーブして東へ向く。水田の真中の十字
路から東へ進むと、八幡宮の石段の下に出る。この石段の南側の道路を進むと道路は南へ向き直る。一つ東
側の谷に出る。
 大谷橋の北側で右岸の道路を進む。左側に小さな谷筋への分岐があり、ここで左折する。東電柱珠師ヶ谷
(しゅしがやつ)213柱のところだ。谷の右岸のコンクリート舗装道路は右手に農家への道を分ける。直進して山
道になる。左手に二回、尾根筋を越えると、左下の径と合流する。石堂原からの径だ。「経塚山ハイキングコー
ス」の標識があって、経塚山とこちら、大谷を案内している。
 以下、経塚山までは「石堂原から」と同じだ。 (▽ししがや)

C皆倉・大谷から 
 バス停川谷→0.15←八幡宮石段→0.15←大谷橋→0.05←分岐点→0.15←皆倉への橋分岐
→0.35=0.30←尾根筋の分岐→0.25←上三原・貝沢分岐→0.25←捕場分岐→0.15←蛙石
→0.10←経塚山

 バス停川谷の北側は三叉路で北側直進の道路を進む。八幡宮の南側の道路を進む。大谷橋の北側で右岸
の道路を進む。林道大沢線だ。「経塚山ハイキングコース」を左へ分ける。左手の崖には馬頭観音像が並んで
いる。左右の山が迫って谷筋は暗くなる。右手に分岐する道路があって橋がかかっている。これを渡る。枝沢の
右岸の道を進む。左へ谷筋を回り込んで高度を上げる。コンクリート舗装道路は未舗装道路になる。左右にカ
ーブして高度を上げる。古い石祠の並ぶ分岐のある付近が皆倉(みなぐら)で、あらたに径が拓き直されてい
る。尾根筋に出て、左折する。右東側は平地を手前に置いた低い尾根筋が見える。この平地を横切った場
合、その尾根には大山祇神社の石祠がある。平塚山の北側だ。経塚山から下ってきた時、直進して平塚へ行
ってしまう。東側に平地のある特徴的な地形に、気を付けよう。
 尾根筋の径は疎林の原っぱの脇を抜ける。東へ分岐する径があるが、やはり標識があり直進する。 三又の
分岐があり、標識があって左へ案内される。右へ行くと貝沢、上三原へ至る。右に山を置いて巻く径が、痩せ尾
根になるところには、右後方に別径の分岐がある。標識が分岐点とその南側の、二つある。標識のない分岐も
ある。杉の苗木が目立つ右への分岐は上三原に至る。狭い径なので間違える事はない。
 左手の山を巻きながら痩せ尾根に出る。ここは経塚山から来た時、西側の山への径と迷いそうだ。219の境
界杭が読めるので東側の「巻き径」が正しい。西側の「直登路」へ進むと●281のピークの後、径は曖昧になっ
て林道の小屋の方へ下ってしまう。
 このあとも左側に分岐があるが、右側の山を水平路で進んでいるのだとして、それらには入らないことだ。
 温石川の最上部では、この水平路が大きく左へ回り込む。谷へ下る径が谷筋の左寄りに付いている。丁字路
状の分岐から下を見ると「柱木(はしらぎ)牧場捕場」の標識が見え隠れする。この分岐点の僅か西側には、切
り通し型の分岐が北側にある。そちらにも径があるが、北側には入らない。細田や古畑(こばた)、北西尾根へ
の径だ。ここで径は方向をこれまでとは90度左へ曲げることになる。尾根筋の細い踏み跡を辿る径になり、尾
根先で右側へ巻くと、左の尾根に奇妙な形をした岩がある。蛙石でその先に分岐と標識がある。
 ここから僅かの登りで、経塚山の頂上に出る。
 西へ尾根筋の高いまま、珠師ヶ谷、大谷方面。西へ並行して北よりの肩から犬切への下りの径を標識が案内
している。

@ 犬切です。点が消えたのか消されたのか?

D珠師ヶ谷林道
 D−1 捕場分岐から
 バス停川谷→0.15←八幡宮石段→0.15←大谷橋→0.05←分岐点→0.10←皆倉への橋分岐
→0.20←大遠見橋→0.10←橋→0.15←林道終点→0.05←捕場分岐→0.15←蛙石→0.10←経塚山

 バス停川谷の北側は三叉路で北側直進の道路を進む。八幡宮の南側の道路を進む。
 大谷橋の北側で右岸の道路を進む。林道大沢線だ。「経塚山ハイキングコース」を左へ分ける。左右の山が
迫って谷筋は暗くなる。右手に分岐する道路があって、橋もある。皆倉方面の分岐である。ここは直進する。
 直進すると林道珠師ヶ谷線の標識がある。その先右手には林道大沢線竣工記念碑が建っている。橋が連続
して左岸の道路になる。左手には未舗装道路が分岐する大遠見橋がある。銘板のかな書きには「おおどうみば
し」とあり、その未舗装道の終点には柱木牧の滝、高さ約8メートルがある。片道5分だ。
 小さいながらもトンネルもある。林道は幅広い。再び橋があって、右岸の道になると、右手に林業の小屋があ
る。大分傷んでいる。
 林道の終点まで未舗装だが路面はいい。ただし、皆倉への分岐から少々のところで、右岸側からの激しい落
石があって、車は通行できない。荒天時は更に激しい落石も予想される。2014年2月の雪による倒木も多い。
林道の終点には町指定柱木牧場捕場250メートルとの標識がある。この標識に従って左よりの谷筋の径を進
む。左手に草で覆われた石垣があり、捕場の標識がある。ここの僅か上が丁字型の分岐になっていて、左右
に水平の径が延びている。左側の径が経塚山へ至る。
 以下、経塚山までは「皆倉・大谷から」と同じだ。

 D−2 柱木牧の滝から
 バス停川谷→0.15←八幡宮石段→0.15←大谷橋→0.05←分岐点→0.10←皆倉への橋分岐
→0.20←大遠見橋→0.05←柱木牧の滝→0.30=25←経塚山南側鞍部の交差点→0.15=0.10←
経塚山

 大谷橋から、林道大沢線、林道珠師ヶ谷線へと進む。橋が連続して左岸の道路になる。右岸の岩壁には硫
黄水の噴出が見える。左手に未舗装道路が分岐する大遠見橋がある。「おおどうみばし」とあル。その未舗装
道の尽きたところで、沢は二俣になる。左俣は水が流れ落ちている。柱木牧の滝だ。右俣をわずか進んでこ
れを渡り、左俣の左岸に渡る。高さ約8メートルがある。
 この滝の谷を僅か進むと右へ曲がる。ここで右側斜面にケモノのみち程度の踏み跡を辿って尾根に登る。
2014年2月の大雪では、その手前で倒木が谷を塞いでしまった。手前で右側の急斜面にケモノ径以下の踏
み跡を繋いで倒木をさける。パーティーなら細引きくらい用意したい箇所だ。
 尾根筋自身は狭いが、緩い傾斜で下生えも少ない。傾斜が強まり、踏み跡が曖昧になると尾根幅が広ま
る。南北尾根の小ピークで、左寄りから最高部を経て北西側へ下る。奇麗な幅広い径に降りる。南北の径が
ピークの西側を巻いている北側の巻き尻だ。
 直ぐ北側は経塚山南側の鞍部の交差点で、正面には3方向に径がある。以下別項による。

@ 半分切り開かれた頂上。かつらはいりません○ この標識は今はありません。
この写真の林はもっと伐採されました。

E竹の中から
 県指定天然記念物。上三原の大樟。
 バス停竹の中→0.35=0.30←貝沢分岐→0.10←上三原分岐→0.25←捕場分岐→0.15←蛙石
→0.10←経塚
 バス停別所→0.10←川のトンネル→0.20←貝沢分岐

 内房線南三原駅下車。上三原(かみみはら)行きバス、終点下車。または一つ手前のバス停竹の中で下車。
 上三原の十字路を西に進むと、廃校になった小学校がある。改修されて魅力的な建物になっている。「自然の
宿くすの木」だ。その「校庭」は東側から「自然の宿くすの木」、県指定天然記念樹樟木の大木、山神宮、竹ノ中
部落集会場が並んでいる。この大樟は御神木として尊重されている。樹齢750年と推定され、30メートル程の
高さがある。
 バス停竹の中の北側に上三原橋がある。その北詰めには商店があり、突き当たりの崖の上は「自然の宿くす
の木」の庭だ。橋の南側で西へ曲がる。農作業用の未舗装道路だ。反時計回りに回りながら高度を上げ、棚田
の上部へ進む。「くすの木」と一風庵を案内する標識があり、その先で棚田のわきの径から藪の中の径へ入る。
 径は手入れされた溝径でゆるく登る。左側の展望のある場所では足元に上三原の道路がよく見える。左手に
二本接近して分岐がある。石仏の並ぶ峠だ。大日如来像、地蔵菩薩像、馬頭観音像、牛頭観音文字塔が並ぶ。
一段上は墓地になっている。直進して下ると、民家の南側を右へ曲がりながら進んで、コンクリート舗装道路に
出る。左折するのだが、少し元気のないカイヅカイブキとアジサイの間のところだ。下りの道路の右手の斜面の
上には石段があり、山神社がある。丁字路に突き当たって右折するとやや暗い谷筋の交差点になる。十字路
になっていて下から舗装道路がきて、左右にコンクリート舗装の道路を分け、未舗装の草の茂った道路が谷筋を
上っている。貝沢だ。
 正面のコンクリート舗装の道路を進むと、すぐ未舗装道路になる。道路は土砂崩れで決壊したのを、鉄板で覆
っている。一風庵の標識のある分岐は水平な左へ、その次の分岐はやはり水平な左へ、その次は水平な右へ
進む。右側の崖には六地蔵菩薩の板状の石仏がある。牛頭観音文字塔も苔に覆われている。
 尾根先曲がりのところでは、左に竹の段径が分岐している。これには入らない。右へ曲がると、もう分岐のない
緩い登りの径になる。杉の苗木が目立つ径で尾根筋に出る。
 尾根筋の分岐点は三又で、標識がある。別の二方向を経塚山、皆倉・大谷と案内している。今来た径は標示
されていない。経塚山の方向へ進む。紛らわしい分岐点では「経塚山ハイキングコース」の標識で案内されて、
捕場分岐、蛙石を経て経塚山へ至る。
 以下、経塚山までは「皆倉・大谷から」と同じだ。
 バス停上三原、竹の中へ行く途中のバス停別所には真言院という古寺がある。有形指定文化財地獄極楽図
があると、参道に看板がある。スダジイの老大木が境内に多い。この寺の西側に林道貝沢線の始点があって、
一風庵のハイキング道の案内看板がある。これを北へ進めば貝沢に出る。狭いが全線舗装の道路で左岸から
右岸へ変わるところでは川のトンネルが連続して二つ見られる。

@ 頂上にかつてあった詳しい標識 耐候性の高い標識です。長持ちしていましたが、
今はありません。

F大井下から
 バス停川谷→0.30←バス停御子神→0.20←バス停犬切→0.20←バス停大井下→0.25=0.20←
二重分岐→0.15←捕場分岐の西側→0.15←蛙石→0.10←経塚山

 バス停川谷より北側は便数が少ない。バス停大井下付近では、バスは旧道を走り、東側に道路幅の広い国道
がある。道路の路肩にゆとりがあり、駐車は可能だ。バス停大井下から御嶽橋を渡り、大井大橋を潜る。この橋
の北詰めに出る。コンクリート蓋がされた防火水槽の脇から東へ進む。舗装道路は田畑と農家の間の道路で、
道なりに進む。谷筋を横断すると、右山左田畑の道路になる。突き当たった丁字路は左へ折れ、未舗装道路に
なる。
 林を抜けると棚田を左手に見る尾根筋の道路になる。振り返ると、御殿山をはじめ西側の山がよく展望され
る。この未舗装道は棚田の上部で終わり、低い尾根筋の左側を山道で進むと、林の中に入り分岐に出る。左側
は更に三又分岐になった二重の分岐だ。
 杉の木が一本、三角形の踏み跡の中に立っている。右折して尾根筋をわずか外しながらも尾根筋を左右に絡
む径になる。赤い境界見出し標がこまめに現われる。H記号又はF記号ではじまる二桁の数字が書かれてい
る。右側から幅広い尾根が取り付く。分収林の標識がある。左へ進み切り通しを抜けて、丁字路に取り付く。正
面の谷は柱木捕場で左よりに谷筋からの径が合流している。右へ曲がって、蛙石・経塚山へ至る。

G五反目から
 バス停川谷→0.30←バス停御子神→0.20←バス停犬切→0.20←バス停大井下→0.05←
バス停五反目→0.25=0.20←二重分岐→0.15←捕場分岐の西側→0.15←蛙石→0.10←経塚山

 バス停川谷より北側は便数が少ない。バス停五反目から国道に並行している道路を南へ下る。風車の模型が
大きくJA大井出張所の看板が目立つところが、大井青年館の敷地で、その看板は薄らいで読み取り難い。分
校の跡地だともいう。ここから国道を横断して南東側の集落の道路に入る。
 やや急な坂道が左山右田畑の状態で登っている。この道路が右折すると水平になるが、これまでの直進方向
は未舗装になって坂道のまま延びている。フェンスで囲われた防火水槽=消防水利のところだ。この未舗装道
路を直進する。
 すぐ目の前の分岐は右へ直進する。しかし、関係者以外通行禁止の看板と柵がある。轍がセメントで均されて
いる。ズダジイの大木が現われて、分岐がある。直進はわずか先で尾根に出る。その手前、右側の分岐に入
る。これに入るとまたすぐに分岐があるが、右側の尾根筋をわずか外した山径を進む。笹竹や枝で覆われてい
るのはわずかな距離で、すぐに分岐に出る。左は尾根筋の東側を北方向へ行くもので、直進すると数歩先に、
又分岐がある二重の分岐だ。杉の木が一本、三角形の踏み跡の中に立っている。沼かヌタ場か湿地もある。右
折は大井大橋へ下るもので、直進する。
 尾根筋を左右に絡みながら柱木捕場分岐すぐ西側の分岐点に出る。右へ曲がって、蛙石・経塚山へ至る。
 防火水槽の分岐の先、尾根筋の手前で右に分岐する位置のわずか手前、栗林の向い側、北側の斜面の中に
自然林と竹藪に隠れた下りの尾根がある。丸山町史で6番目の山とされる「とべ山」○246.2への径だが、お薦
めできない。山頂には山神社の石祠があるという。

@ 蛙(あんご)石 気味の悪い形状である。中央の穴は石祠の胴部(納札部)とは違う。

H石堂寺 大塚山 ●126  永野台古墳 ○60
 天台宗長安山東光院石堂寺という由緒ある寺院で、本堂、薬師堂、多宝塔、旧尾形家住宅などの重要文化財
に指定された建築のほか、御本尊は十一面観音立像で、ほかにも多数国、県指定の重要文化財があります。
「うらやま」へのハイキングコースなど、境内は公園としての整備もされています。
 国指定重要文化財。本堂は正面三間、側面四間、寄棟造り。周囲に回廊をめぐらす。大永五年(1525年室
町時代)の再建だという。
 国指定重要文化財。薬師堂は小規模な方三間の仏堂。
 国指定重要文化財。旧尾形家住宅は享保十三年(1728年)の建築で、居間、座敷などからなる主屋とかま
や、作業場の土間の棟との二棟になる。
 県指定有形文化財。山王宮は蓋い屋のなかにある幅高さとも3.8メートルの小祠だ。
 県指定有形文化財。多宝塔、方三間銅版葺き。

 バス停石堂寺前→0.10←ベンチの分岐→0.05←林間広場自然公園
 バス停石堂寺前→0.10←十字路(石諏訪神社前)→0.10←永野台古墳
 バス停珠師ヶ谷口→0.05←二重十字路→石諏訪神社東丁字路
 バス停珠師ヶ谷口→0.10←十字路(石諏訪神社前)→0.05←石諏訪神社東丁字路
 石諏訪神社東丁字路→0.15←ベンチの分岐→0.05←林間広場自然公園

 バス停石堂寺の東側には広い駐車場が有って、その奥から石段を登って仁王門をくぐる。スダジイの大木(幹
周り3.95メートル、高さ?16メートル)が参道にかぶっている先で本堂の前に出る。本堂の右側を抜けると、裏
参道との合流点に出る。
 北寄りの裏参道からは関係者の車輌が境内に入る。この交差点には参詣者用トイレと境内の案内看板があ
る。真東の径は切り通し部を抜けて谷に下り、小鳥観察舎がある。北側には旧尾形家住宅につながるウメとア
ジサイの並木がある。これに並行した東側の山裾に沿って径がある。その小山の北の外れから東へ進む。尾根
径で、右手の谷の下に小鳥観察舎の裏手が見える。
 径が狭く登りになると右手にベンチが並ぶ分岐点になる。左手の上り径を進むと尾根で右に曲がり休憩舎の
前に出る。屋根だけの東屋でテーブル1台、丸太型の椅子4台きりのものだ。その隣には展望塔がある。六角
形をした丸太造りのもので、階段で二階へ登る。梯子で更に上へ登る。ベンチがあってゆっくり休められる。周
囲の木々の木立を越して周囲の展望が得られる。=石堂大塚山、石堂城跡とされるピークだ。
 このピークからは南側へ下る径もある。

D 珠師ヶ谷林道 皆倉への橋分岐。左手には珠師ヶ谷林道を示す標識がある。
そのまま進むと右側に大沢林道竣工記念碑がある。

 「ベンチの並ぶ分岐点」から「自然観察路」の方へ進む。左側の山が途切れると、三又の案内標識がある。北
側には展望塔の先端が見える。南側は「林間広場」と案内される。広い平らなピークに出る。大勢の休憩にいい
ほど広い。細い幹の林で囲まれ展望はない。
 石堂寺の国道を挟んで西側には急斜面をもった台地がある。永野台古墳だ。郵便局の南にある十字路では
東側に石諏訪神社の鳥居が見える。西へ永野台古墳という看板が有る。進んで最初の道路を北へ進むと宮石
橋の手前で右側への登り坂道に案内される。これを登ると右側に永野台古墳という標識がある。分岐を進むと
古墳の説明看板と記念碑がある。コンクリート舗装道路は北へ続く、左右は奇麗な畑が続く。ここに二基の古墳
があり、土器が発見されたということだ。=石堂原城跡
 郵便局の駐車場の脇にある狭い山道でも登れるが、これは避けよう。
 バス停珠師ヶ谷口の十字路を東へ進み、二つ目の北分岐の坂道を登る。周囲が果樹などの畑にかわった尾
根筋で西側からの道路との丁字路になる。
 バス停珠師ヶ谷口からさらに北へ進み、石諏訪神社前の十字路で右折、社殿の北側のカーブする道路を進む
と、畑の中の丁字路に出る。
 畑の中の十字路を北へ進む。右手にセンリョウ小屋を見て左手にソテツ畑を見た緩いカーブの途中、右手の
潅木の中に山道があり、これに取り付く。道路と並行して若干高度を上げたのち、右折して切通しで尾根筋の東
側の径に移る。北へ向くと直ぐ右下への分岐がある。小谷堰の北岸へ下るもので、左上の尾根筋の方へ進む。
直ぐに真西からの径と合流する。
 畑の中の丁字路を北へ進む。左カーブした道路が西へ向いた夏蜜柑畑のところで右側畑の未舗装道に入り、
東側潅木の北寄りに山道の入口を求める。狭いが確実な踏み跡があって、尾根筋の踏み跡に丁字路で合流す
る。
 合流した北側には石段があり、文政十と子の字の読める文政十一年(1828年)の石祠がある。石段の手前で
東側へかわり、このピークを巻いて北へ進む。右下への分岐があるが、左上の露岩の斜路へ進む。風化した石
祠のあるピークの西側を巻くと尾根筋の径になる。巨大な「配水塔」を見たあと、左下の奇麗な谷−野鳥観察舎
からの谷の径を合流させる。「粟野台」という標識は見当たらないが、今来た径を「小谷堰」とする標識があり、「ベ
ンチの並ぶ分岐点」に出る。右手二本の登りは展望台と自然観察路方面。左下は「花観音」の上から参詣者用
トイレ前の分岐を経て国道に至る。

D 柱木牧場捕場を案内する標識。左へ250メートル。右側ではない。

I平塚山から ●295 御牧 大峰 ○230
 バス停関坂→0.15←見晴台分岐→0.10←ウマミチ分岐→0.10←NTT鉄塔前分岐→0.15←
経塚山径との合流点→0.25←上三原分岐→0.25←捕場分岐→0.15←蛙石→0.10←経塚山
 ウマミチ分岐→0.15←経塚山径との合流点

 南三原駅からの混乗バス停関坂下車。平塚への道路の角には震災記念碑という石碑がある。幅広いきれい
な舗装道路はかなり勾配を持っている。カーブを繰り返し、右カーブの所正面直進にユニークな標識がある。集
会所、見晴台、三原の郷などと書かれている。これへ入ると直ぐに集会所の前の見晴台に出る。白渚浅間山超
えて海が眺められる好展望だ。ここの東側には八雲神社がある。この道路の丁字路西側の盛り上がりは古峰
神社の石祠がある。そのまま尾根筋の道路を進むと六地蔵像ほかの並ぶ拝所があり、左に民家を見て右へ坂
を下る。先ほどの道路と合流する。西へ進んで直進が広い道路のまま右手に狭い道路が分岐している。NTTの
注意看板があるところで、その道路に入る。左手南西側の展望がいいところ(北三原179柱)で、道路は右へ
急カーブして、東へ向き直る。その後一回南側の好展望の箇所を経過して道路はカーブを繰り返して鉄塔の門
の前に至る。この山は大峰という。
 門の前より僅か手前、北側へ未舗装道路が分岐している。西へ向き直り、北へカーブする。その道の傾斜が
緩くなったところ右へゆるいカーブする所、西側の斜面が低いので下生えを踏んで山に入る。踏み跡らしき物は
ないがきのこ栽培の人が入る杉林の中ですぐに尾根筋に出る。これを北へ辿った最高部が●295の平塚で御
牧と呼ばれる山頂には倒木と下生えのほか何もない。未舗装道路を更に北へ進むと狭い山径になる。小さ
な石祠は大山祇神社で、これを限度に薄い踏み跡には入らない。この石祠の西側には一段低く平地があり、倒
木と下生えに邪魔された溝径が複数ある。これを下ってその平地の西側の山道へ進む。ここが経塚山と平塚を
結ぶ径で、皆倉からの径の合流点もここにある。右北へ径を辿って経塚山へ至る。
 右へ道路が急カーブする所東電柱北三原179柱のところ、左側の奇麗な二階建ての住宅の方へ直進する。
北三原180柱には街灯も付いていてここで左に一段下ってその住宅の裏側の山道へ進む。その家の人の話が
聞畑を見る畑の最上部で右手に分岐して林の中の径に変わってからは、ほとんど水平な径だ。左へ下る分岐
があるが、そちらには地蔵像と馬頭観音文字塔が共に複数並び、廃屋の手前左に曲がって三又に出る。皆倉
だ。直進すれば古い倒木をかわした径を進んで、平地を右手に見る。大山祇神社の石祠の置かれた尾根のす
ぐ西側の分岐合流点だ。そのまま北へ進んで経塚山へ至る。

J大谷橋までのアプローチ
 経塚山の南側の登り道として大谷橋がいい位置だ。川谷からの道もいいが、もっと南側のコミュニティーセンタ
ー付近からのアプローチがある。
 バス停珠師ヶ谷口→0.05←二重十字路→0.05←丁字路→0.10←古宿橋→0.15←大谷橋

 バス停珠師ヶ谷口下車、バス停コミセン前の僅か北側がバス停珠師ヶ谷口で十字路を東へ進む。ここには経
塚山を案内する標識がある。南北小尾根の手前には南北共に二本の道路が取り付く二重の十字路がある。こ
の道路が山の切り通しを抜けた直ぐ左側には石仏が並ぶ。この付近に市の指定文化財になる善性寺も北側に
ある。丁字路に突き当たる。ハーブの植え込みがある。八幡神社の東側には憩の広場、愛林センターが有り、
広い広場の奥には地区の集会場がある。左手から道路へ尾根筋が迫る所には馬頭観音像と庚申像が並ぶ。
古宿(ふるやど)橋で左へ進めば八雲神社の前を通る。右側を選べば前谷地区の神社(一本笠木の鳥居)の前
を通る。平塚へ通じるコンクリート舗装道路の取り付きを見ると、直ぐに大谷橋だ。橋を渡って左岸を進んで経
塚山を目指す。

E 上三原の大樟

K小戸愛宕山 ●93 白石山 ○70 小戸鴻ノ巣山 ●95
 経塚山の尾根は幾筋かに分かれ、温石川を隔てて海まで接近しています。
  バス停市場→0.20←岩糸根切丁字路→0.10←小戸青年館
 小戸青年館→0.15=0.10←小戸愛宕山 
 小戸青年館→0.10←コンクリート坂道小戸121柱→0.20=0.15←白石山→0.10←小戸鴻ノ巣山

 バス停市場は館山駅からの路線と富浦駅と南三原駅を結ぶ路線の二路線三駅が利用できるが、バス停の位
置が僅かに異なる。国道410号線から東へ進み、トンネルを潜る。経塚山の案内標識が山王神社下の丁字路
にある。岩糸根切の丁字路を北へ折れる。小戸青年館と並んで「たのくろ市場」の看板が大きい。土日だけ開催
する農産物直売場だ。
 この更に左手の農家との間の農道を進んで畑の左端から山に入る。昔の峠道の切通しから右手の尾根筋に
取付く。この付近だけが難所で、後は尾根筋を辿れば進むほどに下生えは減り、傾斜は緩み、尾根筋は拡が
る。共聴アンテナの先が一番高い。この小戸愛宕山には大木が数本有り、南側には径はあるが竹が多い。
 小戸青年館の向かいには八幡神社の参道がある。岩を穿った階段があり、その先に社殿が見える。その先の
民家の更に先には小戸中郷集会所がある。丁字路に突き当たるわずか手前、右手にコンクリート舗装の細道が
畑の脇を東へ登っている。東電柱小戸121柱。畑谷の左岸の道にはやや頼りない手すりがある。わずか進ん
でもう遺棄されたような畑地跡の平地に出る。ここで右側へ細い踏み跡を辿って尾根筋を目指す。
 尾根筋はその傾斜が緩くなると今度は岩の塊になる。右への巻き径を離れ直登すると上には小さめの石祠が
2基並ぶ。その一つは天保十一年(1840年)の文字が読める。北側にも踏み跡があるが、南東方向への踏み
跡を下る。痩せ尾根を進むと岩の塊の前に出る。左右に巻き道があるが左北向きの巻き道を選ぶ。この岩の
塊が白石山で直登できるが、狭い踏み跡が北に向かっている。分岐した径と合流してからは幅広い切開きの尾
根径になって小ピークと鞍部を繰り返す。左右に枝尾根を持った小ピーク、丸山町国調杭118657の数字の読
める位置が鴻ノ巣山だろうと推測される。尾根筋の径はまだ北東へ続いている。展望はないが、気持ちのいい
自然林の中で下生えは少ない。
 八幡神社隣の民家の左手には、その宅地内の奥に径がある。小戸中郷集会所に接した位置だ。二つ目の古
い墓地の奥から山に入ると白岩山に達するが、これは民家の敷地内に「侵入」せねば進めないルートだ。入らな
い方がいいだろう。

L諏訪神社 ○ 60
 バス停市場→0.20←岩糸根切丁字路→0.10←小戸青年館→0.10←大型畜舎から(海発409柱)
→0.15=0.10←諏訪神社
 バス停唐ヶ作→0.10←諏訪神社

 小戸青年館より更に東へ進む。湯殿山の石碑の建つ三又は左へ進む。右手に大型畜舎があり、その脇の道
へ入る。機械室だという建物の脇を抜けると左手の畑の垣根を右へカーブする。その畑の右手の山に細い入山
口がある。「畑の右手の山」の「二又の木の脇」から山道に入る。尾根筋になって左へやや振れると南北尾根筋
の峠に達する。薄い下生えの先に諏訪神社の社殿の裏手が見える。
 南三原駅からの混乗バス。バス停唐ヶ作で下車。「村社」諏訪神社の石柱の道を進むと、右手に一段高く石の
鳥居がある。これから狭いコンクリート舗装道路を進む、始めだけがやや傾斜がきつい。鬱蒼とした雰囲気の平
地の境内に大きな社殿が立派だ。その奥へ薄い下生えを突いて進むと、南北に走る径がある。左手南よりに進
むと尾根筋で西へ下り、一回右へ折れて斜面を下る。

H 石堂寺 多宝塔 この日は縁日のため幕が張られている。

M峰山 △107.5
 バス停金井→0.05←峰金谷集会所→0.20=0.15←峰山

 混乗バス、バス停金井の西側の細い道路を進む。水田北端の道で、右手に墓石があらわれると峰金谷集会
所だ。その西側で右折する。鉄塔の脇を北西へ進み、突当りを右へ曲がる。直ぐ左へ曲がって民家二軒の間の
道になる。幅広い山道になって竹藪に差し掛かる。左へカーブして谷筋上部の湿地状態の場所を横断する。尾
根に差し掛かって右へ径を折れる。尾根筋になって左からの径を合流させる。長細い頂上の中ほどに小さな石
祠があり、その先に三角点がある。径は幅広いまま、北へ続いている。

N赤坂山 ●79 南赤坂山 ○50
 南三原駅→0.05←バス停沼入口→0.10←八幡神社丁字路→0.05←沼蓮寺陸橋
 沼蓮寺陸橋→0.10←赤坂山
 沼蓮時陸橋→0.10←南赤坂山

 南三原駅から南に出て、西へ進む。最初の右折箇所がバス停沼入口の僅か東側だ。沼橋を渡り更に住宅地
を抜けると、八幡神社の鳥居が見える丁字路に出る。左へ進むと右手北側に沼蓮寺(じょうれんじ)の看板があ
り、やや急な道路を進むと左へカーブする。
 左側に赤い赤坂山薬師の山門を潜る。立派な境内で、南側には参詣者用のトイレもある。達磨売場の南側に
は陸橋の西側から入る広い駐車場もある。
 陸橋を渡ると山の南斜面に開かれた墓地でその最上部にアンテナが見える。その奥から刈り込みの悪い曖
昧な踏み跡を尾根筋で進めば、直ぐに傾斜は緩んで「丸山図根」の赤い頭部の杭が数本並ぶ。西側は竹藪、東
側は竹と自然林が密生。展望は全然無い。これが赤坂山だ。
 陸橋の脇に、鐘楼、医王堂、達磨売り場の先に広い駐車場があり、山の北斜面がきれいに切られている。そ
の北斜面を登り最上部で尾根筋に入る。下生えは少なく、曖昧な踏み跡を辿る。一番高いと思われる場所の西
側には切開きが有って、ここにもアンテナがある。林の中まだ南側に尾根が続いている。南赤坂山には、山の
印と三の字が並ぶ浅間大神の石碑がある。南東方向の尾根に踏み跡があり、石灯篭の部材が転がっている。
踏み跡は更に下っているが、道路間近で藪に阻まれ径は消える。石碑までとして往路を引き返すこと。

O城山遺跡 ○50
 正文(しょうぶん)寺の南側にこんもりとした山があります。神田の「じょうやま」です。
 バス停寺谷→0.10←城山

 バス停寺谷の北で右折すると東西の県道になる。北側に正文寺の庫裏、駐車場、参詣者用トイレ、本堂など
に通じる道路の取り付く南側は倉庫などの建物がある。その西端、街灯の取り付いた電柱の裏から畑の左端を
進む。山裾に突き当たると、倉庫の裏の上を進む山道になる。歩きやすい径が竹薮に差し掛かったところで、右
手の一段上へ登る。山頂に通じる緩やかな斜面に変わり、下生えの中に踏み跡が繋がる。遺棄されたテレビア
ンテナの先、今も奉幣されている石祠の建つ山頂に出る。石祠の南東側には下りの踏み跡が繋がっているが、
民家の裏庭に至る道なので遠慮したい。                      房総丘陵